2009年05月18日

台湾サックスについて

過去においてはジャズ向けのサックスと言えばセルマー、ついで、YAMAHA、ヤナギサワ、カイルベルス等々という序列があったと思いますが、台湾サックスの台頭によりこの序列が崩れつつあります。

台湾製サックスも、初心者向けの安い楽器とプロ志向の楽器に分かれるかと思います。前者としては、ジュピター、マルカート、ユニゾンなどがあります(他にもあるかも)。σ(^^)はこの辺は吹いたことないのでよく知りませんが、値段の割には良い楽器らしいです。初心者にとっては状態の悪い中古を買うより良いかもしれません。

プロ向けの台湾サックスというとカドソンとキャノンボールが有名ですね。実はそんなに安くなくてYAMAHAやヤナギサワと同等、セルマーよりちょっと安いくらいです。手放すときのリセールバリューを考えると有名ブランドより実質高いかもしれません。しかし、これらの楽器には値段を超えた価値があると思います。

とにかく音程の良さ、吹きやすさは特筆もの、そして、何よりも音に個性があります。セルマーからカドソンやキャノンボールに変えるプロがいるのもうなずけます。少なくとも最近の新品セルマーよりはジャズ向けでしょう(Referenceを除く)。

カドソンは密度の濃いハスキーな音がします。マーク6ぽいと言えるかもしれません。キャノンボールはドスの利いた音、カイルベルスぽいかも。もうひとつポールモーリアというブランドがあって、これはカドソンと同じ工場で作っているようです。これまた良いサックスらしいのですが、何でこんなブランド名を付けるのでしょうかね?「オリーブの首飾り」とか「恋は水色」を連想してしまい、まったくジャズっぽさを感じさせないブランド名です。通販とかで売ってそうなパチモノ感もあります。少なくとも日本では名前で損してますね。

σ(^^)の意見では、ジャズ向けには当然ながら当たりのアメセルが何と言っても最高だと思うのですが、そういう楽器は100万円以上してしまうので買える人は限られますし、やはりビンテージは音程などの点で難があることが多いです。ということで、適度な予算で新品楽器を買おうとする人はブランドにこだわらず是非台湾製も試してほしいと思います。ただし、カドソンもキャノンボールも(そしておそらくはポールモーリア)もまったくの初心者向けではないかも。ある程度息の量がある人でないと鳴らしきれないかもしれません。ジャムセッションでキャノンボール持ってて全然鳴らせてない人を見ましたし。σ(^^)も先日キャノンボール持ってジャムセッション参戦しましたが、疲労度が従来比3倍となりました(笑)。

ところで、σ(^^)の持ってるトップトーンもオランダ製ということになってますが、管体はたぶん台湾製です。これまたルックスもサウンドも個性的なサックスですが、トップトーン社がおそらく倒産してしまったため(Webサイトにアクセスできなくなっています)もう入手は困難でしょう。

posted by kurikiyo at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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