2009年08月29日

Phil Baroneのマウスピースを買ってみた

「ガーデラみたいなハイバッフルなマウスピースはしばらくやめてローバッフルでオープニングが狭いマウスピース+堅いリードで練習せい」という山中良之先生のアドバイスにしたがって、キャノンボールのサックスに付属していたラバーの5*(おそらくはBARIのOEM)でしばらく練習していましたが、あまりに音がおとなしくてさみしいのでメタルのマウスピースを探しておりました。新品のオットーリンクは品質上問題がありますし、ビンテージの鳴るリンクは異常に高い(10万円コース)のでちょっと困ってましたが、リンク系のモダンなマウスピースの代表であるフィルバロンが中古で出ていたので思わず買ってしまいました。New Yorkモデルの7番。こんな狭いマウスピースを買ったのは初心者だったころ以来です。

Phil Barone氏はニューヨーク在住のサックス奏者兼マウスピース職人。噂では相当偏屈な人のようです。彼のマウスピースは、数年前にすごく流行ってSteve Grossmanを含むいろいろな人が使っていましたが最近は新品では入手困難になっているようです(ハンドメイドなのでそんなに量産できないようです)。

barone1.JPG
"Made with Pride"と彫られています。外側は梨地で良い感じの仕上げ。

barone2.JPG
New Yorkはほんのちょっとだけバッフルが盛り上がっているタイプです。他のタイプを試したわけではないですが全然バッフルがないタイプだと音が渋く鳴りすぎてσ(^^)の好みではない気がします。まあSteve Grossmanが使っているという事実だけでNew Yorkの 一点買いですけど(ミーハー)。一見丁寧に作られていそうですが内部の仕上げは雑。これはこういうものみたいです。私の買ったのは内部にでかい傷がありますが前のオーナーが付けたのか最初から付いていたのかは不明(通常の使用で傷が付くような場所ではないですが)。またいずれにせよ写真では見えないですがボア部分の内部の仕上げはかなり雑です。フィルバロン氏は一時期体調を崩していてマウスピース作りも一時休んでいたのですが、その時期の作品なのかもしれません。

barone3.JPG
付属していたリガチャーがあまりにちゃっちい(デュコフについてくるようなやつ)だったので、オレガチャーに替えました。これはかなりナイスなコンビネーション。オープニングの開きが狭いのと作りが良いせいでかなり堅いリードでも大丈夫です。今はリコーの赤箱の3-1/2を使ってますが全然OK。ジャズっぽいハスキーな音がします。コルトレーンのような割れたフラジオが出しやすいのもポイント(音を後でアップするかもしれません)。ただ、さすがに7番は自分的には狭いのでもう少し広いのがあればゲットしたいところです。Steve Grossmanは8*を使ってるらしいのでその辺がほしいなー(ミーハー)。

mb2.jpg
参考までに今まで使っていた(これからも使うと思いますが)ガーデラMBIIのバッフル。めちゃハイバッフル(+ラージチェンバー)。ハイバッフルのマウスピースは一見鳴らしやすいように思えますが実は結構難しいです。ちゃんと喉が開いてないと深みのある音が出ません。たまにジャムセッションで初心者ぽい人(特にアルト)がデュコフ等のハイバッフルのマウスピースを使ってニワトリの首を絞めたような音を出していることがありますが、メイヤー等の標準的なマウスピースで練習した方がいいのに思ってしまいます。


Phil Baroneで吹いてるところをYouTubeにアップしてみました(すぐ消すかも)。CannonBallとのマッチングも良い感じ。まだちょっと自分が慣れてない感じですが57秒目のフラジオはおいしい。

posted by kurikiyo at 14:26| Comment(1) | TrackBack(0) | ジャズサックス
この記事へのコメント
ハンドメイドは今後作られることはありません。JAZZモデルとハリウッドモデルはCNCで復活しています。聴く限り、この7番は”あたり”と思いますので大切にしてください。JAZZモデルは、在庫しました。
Posted by デックス at 2009年09月10日 08:38
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