「めちゃ深くわえ奏法」(別名、ディープスロート奏法w)を採用することで、唇と歯の圧力でごまかすことが難しくなり、今まで以上に喉(および一部は舌)でのコントロールが重要になります。
そもそも「喉を開く」というのはジャズサックスの鉄則です。あんまり人のことは言えませんが、これちゃんと出来てない人はプロでもいると思います(テナーよりアルトに多い感じがする)。なんかイマイチ楽器がなりきってないというか、音色が詰まった感じがしているのは喉が充分に開いていない可能性が高いです。
「喉を開く」ということは十分にリラックスするということであり、前々回に書いたジェリーバーガンジ氏が推奨する「ノーアンブシュア」アンブシュア、いわば、無のアンブシュアにも通じるところがあります。しかし、実はこれがなかなか難しいです。喉を開こう開こうと意識しているということは、結局充分にリラックスしていないということになりますので喉も十分に開けていないということになります。喉を開こうと考えていない時こそが喉が開けている時ということになります。禅問答みたいですね。
「めちゃ深くわえ奏法」において喉のコントロールを鍛える練習法をフィルバロン氏がSax On The Webのフォーラムに投稿していますのでここで紹介します。
1.まずオクターブキーを開けないで真ん中のF(つまり、通常はオクターブキーを使う音)を出します。
2.次に喉のコントロールだけで下のF(つまり、本来のオクターブキーを開けない音)に移行します。もちろんタンギングはなし。アンブシュアも変えません(唇をゆるめたり顎をを落としたりすると比較的楽にオクターブ下げられますがそれではダメです)。
3.Fが終わったら、E、Eb、Dと半音ずつ下がって同じことを繰り返します。当然ながらC#、C、B、Bbは左手小指を使ったフィンガリングでやります。
ここでできるだけスムーズにオクターブ下げられるように練習すると喉のコントロールのコツがわかってきます。普通の浅くくわえるアンブシュアだと比較的楽なんですが、深くくわえたアンブシュアとかなり難しいですね。σ(^^)のイメージなんですが、鎖骨の間で音を響かせるようなつもりでやるとオクターブ下げやすいです。
σ(^^) が練習してみたところ。動画だけ見ると初心者みたいですがなかなか難しいです。