以前にアメリカの管楽器通販サイト(wwbw.com)で見つけた呼吸トレーニング器具Power Lungについて書きました。口にくわえて呼吸することで負荷がかかり呼吸筋を鍛えるという製品です。本来的にはスポーツ選手および呼吸器疾患者のリハビリ用ですが、管楽器のトレーニングにも有効のようです(SaxOnTheWebの掲示板でも使った人の評判はそれなりに良好です)。ただ、ちょっとお高い。米国でも1万円近くします(日本で買うと13,000円くらい)。たいして複雑な器具でもなさそうなのに。
ところが最近、Expand-a-Lungという類似品を見つけました。こちらはメーカーサイトからの直販で日本への送料込みで32ドル。これならダメ元でもいいかと思って買ってみました。だいたい2週間くらいで届きました。
現物は非常にチャッチイです(写真のマウスは大きさ比較用)。100円ショップに売っててもおかしくないくらい。てっきりMade in Chinaかと思いましたがMade in USAです。
マウスピースをくわえて深呼吸すると息が細いところを通るので負荷がかかるというそれだけです。ダイヤルで負荷が調整できます。Power Lungの方は息の通り道がただ細くなっているだけではなくスプリングが入ってるようですがそれでどう違うのかはよくわかりません。なお、同様なPower Lungの類似品にPowerbreatheというのがありますが、こちらは息を吸う時にしか負荷がかからないので、スポーツ選手のトレーニングとしてはともかく管楽器の練習用としてはあまり効果がなさそうです。類似品を買う際には吸気・呼気の両方に負荷がかかることを確認することが重要です。
実際にこれで数回呼吸してからサックスを吹くとオーバーブロー気味になってちょっといい感じです。また、前も書きましたが管楽器奏者にとって年齢による息の衰えは大きな課題なので、これをちょっとでも防止するためには有効かもしれません。結構コンパクトなのでジャムセッションに持っていて自分の出番の前にやってみるのもよいかなと思いましたが、この製品の場合はプシューと結構な音がするのでちょっと恥ずかしいかもしれません。まあいずれにせよ、こんな物を店でくわえてる時点で恥ずかしいですが。トイレでやるという手もあるかもしれませんが、出番のたびごとにトイレに行くと何か変なことやってるんじゃないかとあらぬ疑いをかけられそうでこれまたちょっとイヤです。
追加:本来の使い方は吸う時も吐く時もこれを通して行なう(1回深呼吸したら口から外して普通の呼吸をする)のですが、サックス吹く時のように鼻から吸って口から吐くようにするとずっとくわえていることができます。これは良いトレーニングになるかも。サーキュラーブレスの練習にもなるかもしれません(自分は全然出来ませんが)。