自分に合ったマウスピース探しはサックス奏者の永遠の課題ですよね。マウスピースをいつもとっかえひっかえして結構なお金を使ってる人もいますが、σ(^_^)は数年前にガーデラ(Guardala)のMB2(マイケルブレッカーモデル)のレーザートリム版(LA Sax社が作ってた安い奴)を買ってからはずっとそれを使ってます。実は、ハンドメイドのオリジナル版ガーデラのマイケルブレッカー2モデルも持っている(20年ほど前にボストンの楽器屋で新品で買った、たしか300ドルくらい)のですが、今はビンテージとして結構な値段がついているのでもったいなくなり(笑)あまり使わないようにしています。ところで、吹いてみた感じはレーザートリムもハンドメイドもそんなに変わりません。ハンドメイドの方が抵抗が強くて音が前に出る(その分吹くのはしんどい)という感じですかね。
ところで、このマウスピースの設計者であるデイブ・ガーデラ氏ですが詐欺の罪で服役中のようです(いろいろと情報が錯綜していて詳しくはよくわかりませんが。)それから、eBayでガーデラ・ハンドメイド版の新品同様デッドストック品が出品されることがありますが、中国製の偽物という説が強いです。20年前の人気マウスピースがそうそうデッドストックで出るとは考えにくいですし。
さて、ガーデラのマウスピースの特徴は、ハイバッフルでその割にチェンバーがでかいということです。要するに入り口が狭くて中が急にひろくなる作りになっています。これにより反応の良さと音の太さを両立しています。写真左下側が現在使用中のレーザートリム版、右上がハンドメイド版です。写真だとわかりにくいですが、チェンバー内部が壁ぎりぎりまでがえぐってあります。
σ(^_^)もそんな頻繁にではないですが、他にもいろいろマウスピースを試しましたが、このようなハイバッフル・ラージチェンバーのタイプが自分一番合っているようです。オットリンク系のローバッフルですと、中低音が太いのはよいのですがイマイチ高音のレスポンスが悪い感じがしますし、デュコフ系のハイバッフル*+スモールチェンバーですと高音がキンキンして低音の太さが足りない感じがします。
ガーデラのもうひとつの特徴はサイドレールがものすごく薄いことです。これが反応の良さに貢献していると思います。ただし、リードを付ける時にちょっとでもずれていると全然まともに鳴らなくなります。リードをガチガチに止められるリガチャーが必要です(通はセルマーのメタル用を流用するようですが、σ(^_^)はWoodStone(イシモリ)を使ってます)。
最近の米国若手テナー奏者の間では、比較的狭めのハードラバーのマウスピースによるコントロールが利いたサウンドが主流になりつあると思いますが、σ(^_^)は流行関係なしにオープンなメタルでブリブリ吹きたいので、たまにガーデラ系のマウスピースで他にも良いのはないかと物色していました。イシモリオリジナルのメタルはガーデラのインスパイアぽいですが、ガーデラ系マウスピースの選択肢は結構少ないですね。
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そんな中でちょっと前から気になっていたのが英国のマウスピース職人Lawrie Waldron氏によるLAW Buzzer。ガーデラのMB2の改良版でガーデラと比較して高音が太いようです(参考サイト)。写真で見る限りサイドレールの細さにはかなり魅かれるものがあります。お値段は270ポンド(日本円で35,000円くらい)。試奏なしで買うのは怖いですがちょっと買う気になってました。
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でまた最近もうひとつ気になってきたのがちょっと前から巷で話題のTheo Wanne(テオ・ウォン)です(これも米国の著名なマウスピース職人による製品です)。基本的にはオットーリンクのビンテージの再現なのですが、Kaliというモデルがハイバッフル・ラージチェンバーでガーデラMB2系に相当します。その名もTrue Large Chamberという特許取得済の形状を採用しているようです。ガーデラよりももっと深くチェンバーをえぐっている感じでしょうか。この前、楽器屋に試奏しに行きましたが、お目当てのKaliは在庫がなくて、1段階ハイバッフルのDurgaというモデルと1段階ローバッフルのAmmaというモデルしかありませんでした。両方ともめちゃ音が太くてレスポンスも良かったのでKaliも相当期待できます。ただ、74,000円とちょっとお高い。ビンテージのマウスピースでもっと高いのはいっぱいありますけど、自分的にはちょっと勇気がいる感じです。試奏した時はすごくいい感じでも、買ってしばらく吹き続けてると何か違う、前の方がよかったとなるのは十分あり得ますしね。まあ、何かで臨時収入があったら買うかもしれません。
私も最近、新しいマウスピースを購入しました。
JodyJazzの最新作、DV CHI (7*)という銀のメタルのものです。
http://www.jodyjazz.com/dv.chicago.sax.mouthpiece.html
ちょっと高かったですが、以前使っていたヤマハのラバーに比べると野太い音からサブトーンまで、大変いい鳴りです。 ただ、現在生産が要求に間に合わないらしく、注文してから届くまでに13週間もかかりました。