2010年10月10日

チューニングについて

サックスのチューニングのお話し、例によってネタ元はSax on the Webの掲示板です。

サックスでチューニングする時は慣習的に実音Aの音で、テナーの場合真ん中のB(左手人差し指だけ押さえた音)で会わせるのが通常だと思います。だけど、ここで合わせて、最低音のBを吹くとよっぽどうまい人でないとフラットしてると思います。(当然σ(^^)もそう)

サックスは構造的に高音は高く、低音は低くなりがちだそうです。これが、ちょっと前に書いたサックス秘伝における「高音ではアンブシュアを緩めて低音ではアンブシュアを閉めよ」という話に結びついてくるわけですが、実は低音部でアンブシュアを閉めてピッチを上げるのは至難の技であります。

結局、上に書いた最低音のAが低いという問題は、最低音のピッチが低いというよりも中高音のピッチが高いという問題ととらえた方がよいということになります。つまり、チューニングする時は最低音の実音AかBフラットで合わせておいて(アルトの人は実音Dで合わせると良いと思います)、高い音でアンブシュアを緩めることでピッチを下げて調整した方が良さそうです。ジャズサックスの場合、まだアンブシュアができていない初心者、または、完全にできているプロを除いてほとんどの人は高音で締めすぎなのではないかと思います。ということで、楽器のチューニングを上げ気味(マウスピースをネックに深く入れ気味)にしてアンブシュアで緩める方が結果的によろしいのではないかと思います。

デイブリーブマンも「サックスがうまくなればなるほどアンブシュアが緩くなるので、対応してマウスピースがネックに深く入っていくことになる」なんて書いていたと思います。また、マウスピースがネックに深く入ると、マウスピース内部とネックのつながり部分の段も少なくなりますので、音色にもよい影響があるかもしれません。

ただ、チューナーみながら練習できる時はよいのですが、生演奏で自分の音が良く聞こえない時は、楽器のチューニングを高くしてもアンブシュアで十分に調整しきれなくて、音痴な演奏になってしまうリスクもあるかもしれません。自分は最近ジャムセッションで吹く時もまっすぐ客席に向けて吹かないで横の壁に音を当てることで自分の出音をできるだけ聞けるようにしてます。また、邪道ですけどギターの人みたいに常にクリップ式のチューナーを付けておくというものありかもしれません(σ(^^)はビッグバンドで本番やる時は楽器が暖まるにつれてピッチが高くなるのを調整するためにベルにチューナー付けて使ってました)。

posted by kurikiyo at 17:38| Comment(1) | TrackBack(0) | ジャズ
この記事へのコメント
前にも書いておられましたが、Phil Baroneの「極端に深く咥えて」という話とつながりますよね。深く咥えるとまずアンブシャーをきつくすることができなくなりますから上のほうで上ずることがなくなりますね。深く咥えると喉が開きやすくなるので全体にピッチが下がってマウスピースはネックに深く入っていくことになるというのもReasonableだと思います。いつもいい話ありがとうございます。
Posted by Ichikawa at 2010年10月12日 07:47
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