2011年01月03日

ジャズスタンダード曲にコメントしていくよ(Aの巻)

昨日の記事でご紹介した『ジャズ・スタンダード・バイブル』の収録曲が出版元であるリットー・ミュージックのサイトに載っています。ジャズミュージシャンとして知っておくべき曲のリストとも言えるので、ABC順で私なりのコメントを付けていこうと思います(偉そうでごめん)。なお、私は『バイブル』持ってませんので、もし本の中の納浩一さんのコメントとかぶることがあってもまったくの偶然です。なお「知っておくべき度」はσ(^_^)の判定で5点満点です。

AFTERNOON IN PARIS
知っておくべき度:3
σ(^_^)がアメリカにいたころのジャムではよくコールされてましたが日本ではめったに聞きません(『ハンドブック』に載ってないからでしょう)。テーマはちょっと練習必要ですかね。How High The Moonのような全音下がっていくパターンです。適度な緊張感もあって個人的には好きな曲なので日本のジャムセッションでももっとコールされるようになるとよいと思ってます。

AIREGIN
知っておくべき度:3
ジャムセッションで普通にコールされる曲の中では難曲に属すると思います。テンポが激速のことが多いですし。半音下降の箇所が4小節単位でないので事前にかなり練習してないと厳しいです。1コーラス36小節なのでドラムの方はご注意。

ALICE IN WONDERLAND
知っておくべき度:2
可愛くて好きな曲ですがピアノトリオでやる曲という感じであんまりフロントが入る感じではないです。ワルツであるのを除けばアドリブは比較的楽かも。

ALL BLUES
知っておくべき度:5
キーがGであるのとワルツなので4拍子のフラット系の曲に飽きた時のチェンジ・オブ・ペースにいいですね。モーダルなアプローチで熟練者も遊べるのも良いと思います。フロントが2管の時は一人はカウンターのメロディーを吹けるようにしておきましょう。

ALL OF ME
知っておくべき度:5
初心者の入門曲として最適。ボーカルでやることも多いのでエニーキーでできるように練習しておくのもよいんじゃないでしょうか。

ALL OF YOU
知っておくべき度:4
コールポーターの名曲です。アドリブは比較的取りやすいのですが、メリハリのある展開にするのは結構難しいですね。コードのバリエーションがいろいろあるので、事前に簡単に打ち合わせておいた方がよいかもしれません(特にどこでサブドミマイナーが入るかとか)。

ALL THE THINGS YOU ARE
知っておくべき度:5+
どのジャムセッションでも一晩に一度はやると思われる大定番。転調が多いので適当な手探り弾きでは対応できない曲。この曲をマスターすれば初級者卒業ではないでしょうか。例のイントロは4拍目裏からなので特にドラムの方は注意。

ALONE TOGETHER
知っておくべき度:5
これも一晩に一度はやるんじゃないでしょうか。小節数が14+14+8+8と変則的なので4バース等では注意。以前初心者ドラマーがこの曲で4バースやって「わかんねーよ」と逆ギレしてましたが、ドラマーであっても大定番曲の構成くらい把握しとけと思いました。

ANTHROPOLOGY
知っておくべき度:4
Oleoなどと同じいわゆる「循環」の曲です。このコード進行の曲をリズム・チェンジということもあります("I Got Rhythm"と同じChord Changeの曲という意味)。典型的なビバップテーマなのでちょっと難しいですけど練習曲としてはいいですね。アマチュアミュージシャンがジャズを練習する場合、ハノンみたいなメカニカルな練習するくらいだったらビバップ曲のテーマを練習した方がよいと思います。ところで、自分はサビのメロディがイマイチ覚えられません(笑)。

APRIL IN PARIS
覚えておくべき度:2
良い曲なんですが不規則な転調が続いてムズイ。σ(^_^)も譜面見ないと弾けないですね(見てても苦しいか(笑))。バラードでも、ミディアムでもどっちでも良い感じです。

AU PRIVAVE
知っておくべき度:4
Fのブルースです。Billy's BounceやBag's Grooveに飽きた時にいいかも。事前にある程度練習してないと難しい。ドラムが曲を知らないとテーマのアクセントに合わせてくれないので悲しいですね。

AUTUMN IN NEW YORK
知っておくべき度:2
テナーでバラードでやるとかなり良い感じ。

AUTUMN LEAVES
知っておくべき度:5+
定番中の定番。ジャズ初心者の人がブルースの次に覚えるべき曲。だけどちゃんとアドリブ取るのは結構難しいかも。

上記の『バイブル』収録曲以外でAから始まるジャズスタンダート曲で知っておいてよいものとしては以下があるかと思います。
Afro Blue
知っておくべき度:2
たまにコールされる気がします。そんなに難しい曲ではないですが、メンバーがモーダルな演奏に慣れてないとグダグダになる可能性あり。

All or Nothing At All
知っておくべき度:1
コルトレーンの『バラード』に入ってる演奏がカッコイイですね。個人的には好きな曲ですがあまりジャムではやらないかも。

All the Way
知っておくべき度:1
トランペットのワンホーンでやるとかなりナイスですね。1コーラス34小節なので注意が必要。

次回はBから始まる曲について書きますが、忘れちゃう前に数字で始まる曲(『バイブル』には掲載されてません)の中で知っておいてよいものを挙げておくとこんな感じかなと思います。
26-2
知っておくべき度:1
"Confirmation"をコルトレーンチェンジ化した結構な難曲ですけど、プロの人が集まるセッションだとたまにコールされるようです。自分はちゃんと吹けません。

52nd Street Theme
知っておくべき度:1
典型的なビバップ曲、リズム・チェンジぽいけどサビのコード進行が違います。アメリカだと結構コールされてました。サビのメロディが難しいので事前に練習してないと対応は困難でしょう。

500 Miles High
知っておくべき度:1
チックコリアのフュージョン時代の名曲。変則的なコード進行でアドリブは結構ムズイ。仕掛けがあるので全員が曲を知ってないと無理かも。ジャムよりもバンドの練習曲にいいかもしれないですね。

posted by kurikiyo at 00:38| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャズ
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