スタンダード曲にコメントするシリーズはちょっと休んでサックスの話です。前にも書いたとおり、テオウォンのオリジナル・リガチャーいまいちな感じがしたので、ガーデラでも愛用していたオレガチャーに変えてみました。結構良い感じです。サムレストを変えると音が変わる、ましてや、ネジを銀製にすると音が変わるなんていうのは迷信だと思いますが、リガチャーを変えると確実に音が変わります。
ところで、オレガチャーとは別にオヤジギャグではなく、アメリカのOleg Garbuzovさんというサックス職人が作っているリガチャーです。ロブナーのような構造ですが、皮ではなく金属の鎖かたびらのようなベルトでリードを止めます。リードの反応が良くなる一方で変な倍音も出なくなります(リードミスが激減します)ので、特にハイバッフルのマウスピースに向いているんじゃないかと思います。また、ネジの締め具合によって結構レスポンスが変わりますのでリードのコンディションによっていろいろ調整できます。さらに当然ですがテオウォンの一体型リガチャーと違いリガチャーの位置自体をその場で調整するのも簡単。自分の場合、テオウォンではネック側に付けた方が良さげです(ガーデラではかなり先っぽに近い位置に付けています)。
さらなるオレガチャーのメリットとしてひとつのリガチャーでサイズが異なる複数のマウスピースに対応できるという点があります。ただガーデラ用に買ったやつ(サイズ4番)ではさすがにテオウォンは太すぎて入らないので、アルトのラバー用(サイズ1番)を買いました。ちょっと大きいのですが、オレガチャーに元々付いているすべりどめのパッチシールみたいなものをマウスピースに貼るとフィットします。また、フランソワルイ等の高価なリガチャーと比較すると安い(8000円くらい)なのもよろしいかと思います。ただ、結構個体差があってネジが妙に堅い奴があったりしますので現物で試奏はしてみた方がよいと思います。石森楽器が総代理店なので結構在庫がそろっています。
結果的に、レスポンスが良くて音が太いというテオウォンの特徴をさらに引き出せるようになったのではと思います。しばらくこのセッティングで精進します。