2012年05月29日

クリスポッターのライブ行ってきました

最近はジャムセッションばかり行っていて全然他人のライブを見てない(特に外タレ)のでちょっとまずいかなと思っていました。いうことで、ちょっと時間が出来たこともあり、コットンクラブ(丸の内の方)にクリスポッターを見に行ってきました(前の日にはピットインにジョンアバークロンビーのオルガントリオを見に行ってきたのですが、こちらについては後日書きます)。

2012年05月29日15時08分52秒0001

開場30分前に行ったら何と一番乗りでした。ポッターのかぶりつき席をゲット。ご本人まで1メートルもないです。

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バンドはUndergraound名義です。Undergroundと言えばベースレスでピアノ(ローズ)が左手でベースラインを弾くのが特徴ですが、今回はベーシスト(Fima Epronという人)が入ってました。オクターバーのようなエフェクトも使いつつ重低音中心でドローンのように鳴らし続けるスタイル、いかにもハウスミュージック以降という感じでちょっとおもしろかったです。演奏内容の一部がコットンクラブの公式サイトにアップされています(いきなり音が出るので注意)。

至近距離で聴けたのでいろいろ勉強になりました。

まず、楽器ですが、たぶんここのところずっと使っているシルバープレート(銀メッキ)のセルマーSBA(スーバーバランスアクション)というビンテージ、マウスピースはオットーリンクのビンテージ(リガチャーもオリジナル)でした。さすがに番手はわからないですが、Webの他の情報だと、8*か9番にリコージャズセレクトの3Mあたりを使っているようです。ちょいきつめですがプロとしては標準的なセッティングですね。と言いつつYoutubeにセルマーのC*で吹いてるらしい映像がありますが、基本的に音は一緒なのでマウスピースが何だからどうだというわけではないですね(当然)。

さて、オフマイクの生音も含めて、ポッターの音を思う存分聴けたわけですが、音の密度の濃さには圧倒されました。特に、中域の音の厚さは圧倒的。ブレッカーが「鋭くて速い」ならポッターは「重くて速い」というイメージですね。

アンブシュアー的にはいわゆるNo Embouchureのリラックスしたアンブシュアで超ファットリップ、音域によって顎の位置はほとんど変わりません。マウスピースくわえる深さは普通(バイトプレートの真ん中あたり)。一部の曲でバスクラも吹きましたけどバスクラの時もアンブシュアはほぼ同じです。クラはややシンリップで、口角を引いて(スマイルの口で)吹くのが標準的かと思いますが、ジャズの場合はあまり関係ないみたいです。

指使いですが、当然ながら基本に忠実でどんなに速いフレーズを吹いても指がほとんど上がりません(後期のブレッカーは結構指が激しく上がってましたけどね)。よく指は卵を持つように軽く曲げるなどと言われますが、ポッターの場合はほとんどまっすぐ状態(特に右手)です。ちょっと特徴的なのは左手の手首で、けっこうクネクネ動かしてます(下のクリニックのソロ動画(これまたすごい演奏)などを見るとよくわかります)。たとえば、Dのサイドキーを押すときに、わざわざ人差し指の付け根のあたりで押すので手首をちょっとひねるような感じになります。単なる癖なんでしょうか、こっちの方が吹きやすいのでしょうか。

 

フレーズについては、前から思ってましたが、ストック・フレーズというかリックというかいわゆる手癖ぽいフレーズがほとんど出ません(これは、ブレッカーやグロスマンとは対照的)。メカニカルなんですがメカニカルな要素を感じさせないフレーズです。おそるべき練習量なんでしょうね。

ところで、ポッターはTEACのICレコーダーで自分たちの演奏を録音してました。後で聴き直して反省会するんでしょうか?ジャムセッションに来てるアマチュアみたいだと思いましたが、やはりプロでもこういうことはやるんですね。

今回行ってみてやはりたまにはトッププロの演奏も聴かないといけないな〜と思いました。自分の勉強のためという意味でも人生の楽しみという意味でも。

posted by kurikiyo at 15:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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