サックスにおいて下の歯でマウスピースを噛みすぎる問題については、以前にも「サックス「3ない運動」展開中」の記事で書きました。この噛みすぎ問題は、楽器が小さくなればなるほど顕著です。カドソンのアルトサックスも買って数日はどうしても噛みすぎてしまい、下唇の下側が痛くなったりしました。今まで以上に噛まないことを意識した練習が必要です。ネットで拾ったり、人に聞いたり、自分なりに見つけたりした噛まないための方法をちょっとまとめてみます。
その前に、下唇の裏側の痛みを解消するために、歯にガードのようなものをかぶせたり、紙を挟んだりすることが提唱されることがありますが、本末転倒だと思います。問題は噛みすぎであることにあるのであって、それを直さないと問題は解決しません。痛みを解消する手段を取っても根本の問題が解決できないばかりか、その解決にかえって時間がかかることになりかねません。
というわけで、いくつかイメージや手法を挙げます。人により効果は違うと思うのでいろいろ試して自分に合うやり方でやればよいと思います。他にもあるよという方がいたらコメントに書いてくださいな。
- リードの上に息を通すイメージで吹く。
- めちゃくちゃ深くくわえる。Phil Baroneはバイトプレートを越えた位置でくわえてもよいなんて言ってますが、さすがにそれだとオエとなってしますので、自分はバイトプレートの向こうのはじぎりぎりくらい(ESMのマウスピースはバイトプレートがないので、たぶんその辺と思われるあたり)に上の歯を当てるようにしています。
- ストラップを短くする。ストラップが長すぎるとどうしても下唇にマウスピースを乗っけるようになってしまい、噛みすぎを誘発します。かといって短すぎると窮屈になって指に無駄な力が入るのでちょうど良いポイントを見つけて、ストラップに印を付けておくと良いと思います。
- 右手親指で楽器を持ち上げるイメージ。
- 上の歯を支えにして頭がマウスピースの上に乗っているようなイメージ。
- 口の形はOの発音で。「すっぱい物を食べた時のような口の形が正しいサックスのアンブシュア」なんて書いてる人もいました。これはなかなかうまい表現だと思います。
- 上唇をマウスピースに付けないで吹く。本番プレイでこれやると楽器が安定しませんので、あくまで練習用です。この状態で高音が出せるようになると噛みすぎはかなり解消されるはずです。
- 深いビブラートを練習する。サックスのモダンなビブラートは基本的にアゴの上下動でかけます(フルートのように息の強弱でかけるとチリメンビブラートになりがちでスイング時代みたいな感じになってしまいます)。アゴのビブラートが深くかけられるということは噛みすぎてないということなので、噛みすぎを防ぐための練習としても効果大です。
- 振動するリードを下唇で感じるようイメージで。これは最近知ったイメージトレーニングで、自分の場合は効果絶大でした、振動するリードに下唇が触れてちょっとくすぐったさを感じるようにします。