2006年09月23日

チェスタートンプソンのリーダーアルバム結構ナイス

この前、ちょっと触れたタワーオブパワーのオルガン奏者チェスタートンプソンの唯一のリーダー盤Powerhouse、実は持ってなかったのでAmazonで買いました。テナーとトロンボーンの2管をフロントに据えたストレートな4ビート曲×2とファンキーな16ビート曲×2のソウルジャズアルバムです。これ結構良いです。
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特筆すべきは録音です。かなり中低域が前に出たミックスになっており、まるでレスリーの前にいるような臨場感。すべてのオルガンアルバムはこういうミックスにしてもらいたいものです。ベースラインもコピーしやすいですし(^_^;) チェスターのプレイはタイトなベースラインに単音中心のソロを乗っけるという、ラリーゴールディングスをちょっと黒くしたようなスタイルです。推測ですが、ラリーもこのアルバムに結構影響受けたのではないでしょうか。この1枚ではもったいない、もっとリーダー盤出して>チェスター

ライナーノーツを書いている評論家の人が「豪快なペダルベース」と書いているのでちょっと笑いました。ジャズオルガンのベースは基本的に左手で弾くというのはジャズ評論家でも結構知らない人が多いようで、「とても足で弾いているとは思えないジミースミスのベースライン」なんて書いてる人もいました(そりゃそうだ足で弾いてないんだから)。

2006年09月19日

ライブ用機材再考

先日のオルガンジャムに機材を持ち出したわけですが、やはり結構大変でした。楽器にこすれて車のウィンドウフィルムがはがれてしまったので結構な出費になりそうです(T_T) ということでライブ用機材の軽量化を考えています。

以前のエントリーで 書いた独DoepferのオルガンキーボードD3-Mですが、コメント情報により日本でも買えることがわかりました。VK-8の半分くらいの重量で横幅も狭いので、運搬はかなり楽になりそうです。
d3m_01.jpg
同じくコメント情報によると、オルガン鍵盤にもかかわらず発音位置が結構深いらしいですが、何とか改造可能なようです。

さて、ここで問題は音源です。小型のオルガン音源の選択肢として音的にOKそうなものは、Roland VK-8M、Voce V5、そして、日本未発売ですがHammond SuzukiのXM-2がありますが、問題としてこのすべてが上下鍵盤の独立ビブラートをサポートしてないという点があります。本物ハモンドでは上鍵盤のみビブラートオフという設定はよく使うので、これは困ったことです。まあ、VK-8でも(XK-3でも)これはできないのですけどね。機能の実現は本当に簡単にできそうなのに、メーカーはなぜやってくれないのか疑問です。開発段階でジャズ系奏者の意見を聞いたりとかしないのでしょうか?

しょうがないので大技としてNative Instruments社のハモンドオルガンのエミュレーション・パソコンソフトB4をノートパソコンにインストールして使うというのも検討中です。B4は上下独立ビブラートもサポートしてます。DTM環境では、結構良い音してますが、ジャズ演奏に耐えるほど低域が出ているかは不明。また、発音の遅延もちょっと気になるところです。あと、やはりライブ現場でのパソコン使用はちょっと怖いですね(トラブルでリブートとかなったらやっかいですし)。悩ましいところです。

2006年09月15日

チェスター・トンプソンの衝撃映像

米国Keyboard Magazineの映像サイトで、元タワー・オブ・パワーのハモンド奏者チェスター・トンプソンのぶっとび演奏ビデオが配信されてます。手元(たまに足元)がよく見えるので大変参考になります(と言ってもすごすぎて真似できないですけどね(^_^;)

サイトがフラッシュでできていて直リンできないので、以下の手順で入ってください。
http://www.keyboardmag.tv → How To Play → CT:が頭についているのが、チェスター・トンプソンの映像です(Flashの最新バージョンのダウンロードが必要かもしれません。)

チェスター・トンプソンというと、タワー・オブ・パワーのアルバムBack To OaklandのSquib Cakeにおけるソロが有名です(ちょっとオルガンのミックスが引っ込んでるのでよく聴かないと聞こえませんが)。このサイトのビデオではこのSquib Cakeのフレーズもちょっと弾いてるんですが、信じなれないほどの切れの良さです。足ベースの人かと思ってましたが、左手ベースを足でサポートというオーソドックスなスタイルでした。いずれにせよ馬鹿テクです。4ビートをちょっと弾いてるところもあり、これまたすごい。あと、Song for My Fatherのテーマでちょっと間違えたところがあり「あーこういう人でも間違えるんだナー」と安心しました(^_^;)

基本的にバックに徹したい人のようで、リーダー作はPower Houseという一枚しかないようです。もっとどんどん出してほしいものです。なお、音源探すときは同名異人のドラマー(Chicジェネシス等でやってた人)がいますのでご注意。

2006年09月13日

ジャズのアドリブが出来たい人必携:Band-in-a-Box

本日はσ(^^)が今まで買った中で最も元が取れたと思われるソフトウェアBand-in-a-Box(以下、BIABと略称)をご紹介します。BIABは、元々はコンピュータによる自動作曲ソフトという位置づけだったと思います。自動作曲ソフトとして見ると、遊びとしては面白いですし、スーパーマーケットでBGMにかかってるようなどうでも良い音楽を作るのであれば使えそうな気がしますが、まあ、あんまりシリアスな用途には使えなさそうです。ところが、ジャズのアドリブ練習用のマイナスワン演奏用ソフトとして使うと結構強力です。

ジャズのアドリブの練習で難しいのは人と合わせるところでしょう。自分一人だけで演奏してるとリズム感がつかないですし、他人と合わせるという感覚が磨けません。ジャムセッションに来る初心者の人でも、指は結構動くのにバックと合わせられなくて苦労している人を見ます。こういう人は明らかに人と合わせて弾く練習の不足です。

CDに合わせて弾くというのは有効な練習方法の一つですが、自分の音が聞こえにくいですし、テンポが変えられないという問題点があります。マイナスワンCD(要するにカラオケですな)は有効なんですが、ちょっと高いですし、ハモンドオルガンの練習をしようと思うと、ベース音が入ってないカラオケが必要なわけですが、そーゆーのはあまり売ってないと思います。自分で作るという手もありますが、打ち込みも大変ですよね。

そんな時にBIABは本当に便利です。まず、コード名を入力していくわけですが、[B]と[M]とキー入力するとBm(Bマイナー)、[A]と[D]と入力するとAdim(Aディミニッシュ)というように、たいていキー入力2回でジャズで使うコードは入力できてしまいます。慣れれば1曲3分もあれば入力できます。入力したコードは見やすい譜面として印刷できます。著作権切れのガーシュインの曲'S Wonderfulの例を挙げます
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いったん入力すれば移調は一瞬にしてできますので、サックス、ペット等の移調楽器用の譜面もすぐつくれますし、ボーカルの人でオリジナルキー以外の譜面を作りたい人にも便利です。

メロディの入力もできます。さすがに、1曲3分とはいきませんが、Finaleなどの高機能ソフトに比べて機能が少ない分、操作は覚えやすいです。ただし、曲の途中で転調などの凝ったことはできません。結果は大変見やすいリードシートとして印刷可能です。当然移調もOKです。
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で、スタイルという情報を指定すると、自動的にそのスタイルでカラオケを演奏してくれます。Jazz系の設定で演奏するとこんな感じに(音源はRoland XV-5080を使用)。これに合わせてアドリブをやるのは大変練習になります。テンポも自由自在ですし。移調もできます。ボサとかにすることもできます。σ(^^)はサックスの練習の時は、BIABが入ったノートパソコンをカラオケ屋に持って行って、カラオケマイクをパソコンのスピーカーにあてて音をでかくして練習してます。

各パートのミュートも自由にできますので、ピアノの練習の時はピアノ音消せばよいですし、ハモンドの練習の時はベースとピアノを消せばよいわけです。

とまーこういう感じでジャズ練習中の方は持ってて損がないソフトです。ついでに、自動作曲ソフトとしての実力を見てもらうために、Jimmy Smith Organ Trioという設定でのコンピュータの自動演奏をお聴かせします。ちょっと笑えますが、「ギターの人」は結構うまいかも(^_^;)

2006年09月11日

ジャズ楽曲のコードの暗記の仕方

ここのところクソ忙しいのですが、15日のジャムに備えて、毎日少しずつ練習しています。前にも書いたように、譜面なしでやりたいのですが、ちょっと無理かも (^_^;) オルガンがロストすると、ベースとコードの両方がダメになりますので被害甚大ですし。で、自分なりに考えたのですが、ジャズ曲のコードを覚えるためには以下のような練習をすると良いと思われます。

1.テーマを弾き込む
 コード暗記に限らず、アドリブ上達のためにもテーマを弾き込むのは大切だと昔教わりました。テーマを弾き込んでおくと、なんというか曲の本質のようなものがつかめるようになり、コードも覚えられるし、自然なアドリブができるようになると思います。万一ロストしたときの挽回も容易になる気がします。

2.譜面離れをする
 当たり前のことですが、いつも譜面に頼る癖がついてると、いつまで立っても譜面離れできません(プロでもそういう人がいるようです)。譜面なしで手探りでも弾く練習をすべきです。

3.コードの機能で覚える
 これも当たり前ですが、コードをそのまま覚えるよりも「ここはFの逆循環..」といったように機能で覚える方が楽です。こうすると移調もうまくなりそうですし。コードの機能で曲を覚える方法としては、まずC(Am)に移調して覚えるという手もあります(All The Things You Areみたいに転調が激しい曲では意味がないですが)。

あと、コード暗記に限った話ではなく、アドリブの練習用に必須のパソコン・ソフトとしてBand-in-A-Boxというのがあります。自動作曲ソフトみたいなもんなんですが、ジャズカラオケ演奏ソフトとして使うと最強です。既に使ってる人も多いと思いますけど、次回はこのソフトについて紹介予定。

2006年08月31日

全く進まないハモンド改造

eBayで真空管プリを買ったにもかかわらず、仕事が忙しくて全く手が付けられません。そもそも、改造よりも、ハモンドを弾くヒマすらないという状況です。ところで、ハモンド改造についてネットをいろいろサーチしていると、RT3(大型のコンサートモデル)を自分でチョップに改造している人のページを発見。これはスゴイ!!

自分は、プリアンプ交換だけでも面倒だと思っているのに、この方はトーンホイールジェネレーターはずして、全部ハンダ付けをやり直してます。全部で1670回ハンダ付けしたそうで、根気と技と広いスペースがなければできないですね。自分はとてもここまでできませんが、なんかすごく楽しそうです。ウラヤマシス

2006年08月16日

ハモンドのプリアンプを買いました

エディ(ランズバーグ)から買ったA-100ベースのチョップ(ポータブル)は、プリアンプがTrek社のトランジスター・アンプ(SSP-II)に交換されています。おそらく、オリジナルの真空管プリアンプを格納するにはケースのスペースが足りなかったのと、移動を考えると真空管はトラブルが怖いという理由があったと思われます。

Trek社のプリアンプは多くのロード用のオルガンで使用されており、定評があります。しかし、やはりオリジナルの真空管プリとは微妙な相違があるようです。以前、エンジニアの人に聴いてもらった時には、パーカッションの感じが明らかに違うと言われました(そう言われてみるとそんな気がします)。エディによるとローが全然出なくなってしまったそうです(それが、彼がこのオルガンを手放した理由のひとつです)。では、エディは元々A-100に入っていた貴重な真空管プリをどうしたのかというと、人にあげてしまっていたのでした(-_-)

今やこのオルガンは家専用で、そんなに爆音で弾くわけではないので、トランジスター・プリでも全然問題ないのですが、どうせならオリジナルの音が聴きたい(真空管の良いところは音が小さく時でも太いところ)ということで、対策を検討しておりました。SpeakEasy社の外付け真空管プリをつなぐというのも考えたのですが、やはりオリジナルの真空管プリに戻したいということで、eBayでずっとサーチしてました。何回か競り負けて、6月にやっとA-100のオリジナル真空管プリアンプAO-28とリバーブユニットとリバーブアンプをまとめて落札することができました。落札価格はまとめて380ドル。出品者が「本気か?」とメールを送ってきました。彼にしてみればガラクタにこんな金を出すのは信じられなかったのかもしれません。しかし、日本で買うと、仮に入手できたとしても倍以上しますし、eBayの相場もAO-28単品で300ドルくらいなので、そんなにめちゃくちゃな値段ではありません。何よりも、リバーブもまとめて買えるのは貴重です。

落札は6月ですが、船便で送ってもらったので、やっと先日になって届きました。
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ちょっとパッケージングがいいかがげんで不安になりましたが、
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ちゃんと真空管は外してタッパーウェアに入れてあり一応安心です。

これから移植作業に入るわけですが、配線そのものよりも、アンプをケースに設置したりとかエクスプレッション・ペダルと棒でつないだりというメカニカルな作業の方が大変そうです。仕事も忙しく、しばらくは手をつけられなさそうですが、半年プロジェクトのつもりで気長にやっていこうと思います。

2006年07月02日

ハモンドのデジタルクローンについて

最近は本物のハモンドに結構迫っていると思われるデジタルのハモンドクローンですが、やはりいろいろと差があります。音的に最も差が付くのはオルガン本体よりもレスリーですね。σ(^^)が使ってるSuzuki 2101+SpeakEasyチューブプリアンプもまあまあ良い音ですが、本物のビンテージ・レスリーにはかないません。SpeakEasyのプリアンプは本物のレスリーのアンプと同じ回路構成なのが売りですが、ポイントは回路よりも箱ですね。本物レスリーの重量があるでかい木箱(合板ではなく1枚板)が産み出す太いサウンドはやはり本物でなければ出せません。σ(^^)がエディーから買った22H(122のシングルスピード版でかなり古い物です)も本当に良い音がします。運搬の問題さえクリアーされれば、外でも使いたいくらいです。ただ本物のレスリーは「デカイ」「重い」に加えて「持ちにくい」(持つところがないので)の3拍子揃っており、プロのローディーの人でもレスリー運ぶのだけは本当にイヤみたいです。ところで、2101には本物122の残響特性をシミュレートする機能がありまして、これをオンにするとちょっと良い感じになります(オーナーの方お試しあれ)。

オルガン本体について言うと、最も大きな要素は多列接点でしょう。本物のハモンドはトーンホイールが生み出す音を鍵盤部分のスイッチで電気的にオフオンする仕組みになってます。ドローバーは9本ありますので、各鍵盤ごとに9個のスイッチが付いていることになります。このため、鍵盤を軽く弾くと9個のスイッチが全部オンにならないで高い方のドローバーの音しか鳴りません。つまり、微妙なタッチによって音色を変化させることができるのです。ある程度のテクがないと使いこなせないですが本物ハモンドのニュアンスを出す上で重要な要素です。本物ハモンド以外で多列接点を実現しているのは、本家ハモンド鈴木のNew B-3(とB-3P)だけですが、その代償としてこれらの楽器は重くて値段も高いです。多列接点を実現するということは、機械的なスイッチを山のように使うということなのでしょうがない話です。純粋に電子的な仕組みで多列接点を再現できれば特許取れるのではと思います。

もうひとつ重要な要素として、ウォーターフォール鍵盤というのがあります。鍵盤を横から見た図で説明します。
waterfall.png
通常のシンセサイザーの鍵盤は下のようなダイビングボード型になっていることが多いです。これですと、ハモンド特有の手のひらグリッサンドの時に鍵盤の端に手のひらがあたって痛いです。さすがに最近のデジタルハモンドクローン製品はウォーターフォール型の物が多いです。σ(^^)が使ってるVK-8とノードエレクトロはウォーターフォール型ですが、VK-8の前のモデルであるVK-7はダイビングボード型でした。

もう一点、最近のデジタルハモンドクローンで改良が進んでいる点として、鍵盤の発音位置があります。鍵盤を底まで押さなくてもかなり浅いところで音が鳴るということです。VK-8は鍵盤なでただけでも音が出ます。多列接点ではないので軽く弾いても全部のドローバーの音がいっぺんに鳴ってしまいますが、グリッサンドやスタカート弾きの時に、通常のシンセ鍵盤よりはオルガンのニュアンスが出しやすくなります。一方、ノードエレクトロは発音位置が通常のシンセ並に深いので、オルガン音で弾くとき結構違和感があります(ピアノ−オルガンの共用楽器なのでしょうがないとは言えますが)。

私が最初に買ったハモンドクローンはVK-7だったですが、上記のように鍵盤がウォーターフォールでないというのと発音位置が深いという点に不満を感じていたので、これらの点を改良したVK-8が出たときにすぐ買いました。VK-7を下取りに出しても知れてるので手元に残して、VK-8とVK-7を二段積みでずっと使っていました。上鍵盤と下鍵盤で発音位置が違うのはちょっと気持ち悪いですが、コントローラーとして使うためだけにVK-8をもう1台買うのもあほらしいナーと思っておりました。

ところがですねー、最近、某巨大掲示板を何の気なしにながめていると、「あなたのVK-7と私のVK-8を交換してくれないか」という人がいたんですねー。何でわざわざ古いモデルに交換したいねんと不信感を持ちつつ連絡すると、ロック系(フュージョン系?)のマルチキーボードのプレーヤーの人で、VK-8だけ他のシンセと発音位置が違って気持ち悪いので、普通のシンセ鍵盤のVK-7と取り替えたいとのこと。こちらとしては願ったりかなったりで交換して、今のVK-8×2の構成に至ったわけです。まーこういうこともあるんですねー。

2006年06月28日

ギグ用オルガンのご紹介

そろそろオルガンバンドを再始動したくなってきました。ハモンド常設店は限られてますので、自分の楽器を運んでギグすることも出てくると思います。エディーから買ったA-100改造ポータブルは、「ポータブル」とは言っても150kg近くあって、プロの運送屋×2名+大型バンでないととても運べません。また、アナログ楽器ゆえちょっと動かしただけでどこかしら調子が悪くなりそうなので、あくまでも家専用とするつもりです。

New B-3Pを買ってもやはり重量は90kg近くあり、一人ではとうてい運べない(金子雄太氏は一人で運ぶそうですが)ので、以前から持っているVK-8のセットを使うしかないという結論に達しました。以下、この持ち出し用セットを紹介します。

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ローランドのVK-8を2段積みで使ってます。

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本物のより上下鍵盤の距離はありますが、それなりに上下鍵盤の一体感はあります。上鍵盤から下鍵盤に指を落として弾く奏法(正式名称は何というのだろう?)も苦しいながら何とか。下のVK-8のスイッチ類にはアクセスできませんが、下はコントローラとしてしか使ってない(音は上のVK-8からのみ出ている)ので大きな問題ではありません。

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VK-8は単純に積み重ねてるだけです。倒れないように、上鍵盤の後ろの部分に東急ハンズで買ったウレタンブロックを挟んでいます(何とサイズぴったり)。これで十分安定します。

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VK-8は液晶パネルがありません。現場でイコライザーいじるケースなども想定して、重要な操作方法は忘れないように紙に書いて貼ってあります(カコワルイ)

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ペダル鍵盤はスピネット型のPK-7を使用。実はフルサイズのPK-25も持っている(エディからA-100を買う前に使っていた)のですが、非常に重い(オルガン本体より重い)のと、フルサイズのペダルを使うということはベンチ(専用椅子)も必要になるということで可搬性が著しく阻害されるので持ち出しは断念しました。自分はペダルはそんなに使わないのでまあ問題有りません。

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アンプはSuzuki 2101に米国SpeakEasy社の真空管プリアンプをつないで使用。もちろん本物のビンテージレスリーにはかないませんが、まあ満足できる音がします。ただ2101だけだとベースは辛いですね。現場にベースアンプがあることを想定してます。

このセットだと一人で家の車(普通のハッチバック)で運べます。いろいろ不満はありますが、まあジャズオルガニストの宿命ですね。

めちゃ細かい話ですが、このセットでの不満点のひとつは上鍵盤と下鍵盤でビブラート/コーラスのON/OFFを別にできないことです。自分は本物ハモンドの時は上鍵盤のみビブラートオフというセッティングをよく使うのですが、それが再現できないわけです。ハモンド鈴木のXK-3ではこれができるかと思ったらなんとできないようです。これができるんならXK Evolutionに買い替えたのに。現行製品でこの上下独立ビブラートを実現しようと思うと2段鍵盤のVK-88かNew B-3にせねばならず、結局一人では運べなくなります。こんなの単にDSPのプログラミングの問題でどうにでもなりそうなもんですが。VK-8(とXK-3)の開発スタッフにジャズ系の人がいなかったのでしょうか?

2006年06月27日

ハモンドオルガンを弾くときは靴を履くべきか?

本日はハモンド・プレーヤーしか興味がないであろうネタです。ハモンドオルガンの特徴として巨大なペダル鍵盤があります。しかし、実はジャズ・ハモンドの場合、あまりペダル鍵盤は使いません。ベース・ラインは基本的に左手で弾きます(バラードの場合を除く)。それでも補助的にペダル鍵盤は使うので、やはりペダルのテクニックは重要です。

実は、σ(^^)は靴脱がないとペダル弾けません。足の幅が広いので、靴履いたままだとどうしても隣の鍵盤を弾いてしまうということもありますし、家で練習してるときは当然靴は履いてないですから、外で弾く時も感覚を合わせたいというのもあります。靴を脱いでるとペダル鍵盤上でのグリッサンドも楽です。

米国のハモンドメーリングリストなんかだと「靴を脱ぐのは邪道」と言ってる人もいますが、実際にはプロの人でも靴脱いで弾く人は結構います。以下に、自分が知ってる限りでまとめてみます。

ジミースミス: 靴脱いだのは見たことない。先の細い靴を履いてるようです。
ジョイデフランセスコ: 同じく靴脱いだのはみたことないです。
ラリーゴールディングス: 基本的に靴履いてますが、バラードの時のみ脱いでました(青山ブルーノートでのマイケルブレッカーグループの時に確認)
サムヤヘル: 以前にも書きましたが、靴は脱ぎっぱなしです
エディーランズバーグ: 脱いでることが多いです
ローダスコット: ジャズ界では異端の足でベースラインを弾く人です。見たことはないですが、裸足(靴下すらなし)で弾くそうです
金子雄太: 靴脱いでるのは見たことないです
佐々木昭雄:同じく、常に靴履いてると思われます
河合代介: 常に脱いでるかどうかはわかりませんが、以前見たライブでは靴脱いで、しかもレインボーカラーの5本指靴下を履いてました(見られることを意識?)

ということで、基本は靴履きですが、脱いでる人も結構いるということで、σ(^^)もずっと靴脱ぎで行こうかなと思ってます(サムヤヘルが靴脱ぎ派だったので安心しました)。せっかくなので河合さんが履いてたような靴下ゲットしとこうかニャー。

2006年02月24日

Tony MonacoのレッスンDVD

せっかく買ったのに忙しくて観る暇がなかったTony MonacoのレッスンDVD、やっと最後の1枚(Vol.4)を観れました。前半はスケールの話(ドリアンとかリディアンとか)を延々とやってて、あんまりオルガンに関係ないです。で、ちょっとだけ、代理コードと逆循環の話をして(これもオルガンに直接は関係ないわな)もう最後の実演コーナーに!!ちょっと話飛びすぎです。オルガンならではのボイシングとかベースラインの話を聞きたかったのですが。

かと言って無価値かというとそういうわけでもなく、最後のトリオによる実演コーナーはオーバーへッドカメラでオルガンの手元を完全に見せており、非常に参考になります(どうせなら足元も撮ってマルチアングルのDVDにして欲しかったけど、それは無理な注文というものでしょう)。サンプルがMonaco氏のWebサイトでダウンロード可能になってます。こういうのがDVDには9曲ほど入ってます。これは貴重。

ところで、Monaco氏の手でかっ。10度は軽く届いてますね。σ(^_^;は9度が精一杯ウラヤマシス

追加:Monaco氏のサイトからたどって発見したB3Player Magazine(ハモンドオルガン奏者向けのオンラインマガジン)です。
Issue001HomePageImage.gif
読者対象せまっ。隔月刊で1部9.95ドル、1年分(6部)だと54.95ドル。ちょっと微妙な価格設定です。買うかどうか考え中ですが、1年分前払いで買ってしまって大丈夫かちょっと不安(失礼)。

2006年02月19日

ちょっとしたトラブル

ハモンドの起動問題は完全解決したわけですが、どうも弾いていると今までとちょっと感じが違う。音の張りが違うような気がするわけです。よくよく調べてみるとクロストークがすごく大きくなっていることが判明しました。クロストーク(別名、リーケッジ(leakage))とは回路の干渉により、本来鳴るべきでない音がなっている現象です。多少のクロストークは、ビンテージ・ハモンドの味でもあり、ハモンドのデジタル・クローンは、通常、わざわざこのクロストーク効果を加えられるようになっています。

しかし、今回は、いくらなんでもクロストークが大きすぎ、全体の音がしまりがない状態になっています。スタートモーターの修理で音が変わるわけはないのにとHammondWikiを調べてみると、どうやらプリセット・パネルが怪しいようです。ハモンドの黒白反転鍵盤はプリセットの切り替えスイッチであると以前書きましたが、実際のプリセットの音は、筐体の中のプリセット・パネルのワイヤリングを変更することで設定できるようになっています。
presetpanel.jpg
これが、プリセット・パネルです(写真はHammondWikiよりゲット)。どのケーブルをどの位置にネジ止めするかで設定が変えられます。ぶらさがっている袋の中には余分のネジが入っています。超アナログです。

で、HammonWikiの情報によるとこのプリセット・パネルのネジが緩んでると、変なクロストークが出てしまうらしいです。確認したら、やっぱり1個緩んでました。たぶん、元々緩みかけたネジがスタートモータ修理作業の時にワイヤーに手を触れたことでさらに緩んでしまったものと思われます。ネジ締めて解決です。

まー、なんというか楽しいメカではあります。旧車をいじっているような楽しさです。ところで、このハモンド、シリアル番号から調べたところ、1964年製造であることがわかりました。約40年落ちということです。40年経ってもモーターが回り続けるというのはある意味すごいことです。

2006年02月18日

ハモンド復活ヽ(^o^)丿

ハモンドが起動しない問題、自分ではどうしようもなく、結局、ハモンドのリペアマンの方に来ていただきました。原因ですが、モーターのオイル不足だったようです。寒いと始動しにくいというのはこういうことだったわけです。

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わかりにくいですが、ベアリングに糸が付いてます(この写真は家のハモンドの写真ではありません)。トーンホイールに給油すると、油がたまる溝がありまして、その溝から糸を伝って少しずつベアリングに油が補給されるようになっています(何ちゅう仕組み!!)。この糸が切れていました。

糸をつけかえて、ベアリング内の硬くなった油を薬品で洗い流し、新しいオイルを給油して終わりです。作業箇所が奥まっており狭いので非常に大変そうです。仮にやり方がわかっていたとしても自分では無理だったでしょう。やはりプロです。完全復活いたしました。

ところでこういう保守のことを考えると、ハモンドは壁にぴったりは付けない方がよいということになります(重量があるのでずらすだけでも一苦労です)。そうなるとますます場所を食い、6畳間だとほぼ半分を占めてしまいます。でか杉。
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2006年02月16日

うっかりさんのTony Monaco

以前のエントリーで、ハモンド奏者のTony MonacoのレッスンDVDを買った話をしました。実は、その時に"New Generation"というCDのMIDIデータ付盤も買ってたんですね。このCDはTony MonacoとJoey DefrancescoがNew B-3を使って録音してるんですが、New B-3はMIDIデータを出力するので、MIDIデータもキャプチャーしてMIDIファイルにして売ってるわけです。これはコピーする手間もはぶけるし、ペダルや左手のタイミングなんかは参考になるかもと思って買ってみたわけです。

ところが、先日届いたのはDVDのみ。CDの方はなんかの都合で別便なのかと思いつつ、Tonyさんにメール打ったら「ごめんなさい、入れ忘れた」ということでした^_^; すぐ送ってくれるそうです。また到着したらどんな感じか報告します。

2006年02月10日

Tony MonacoのレッスンDVDを買いました

ジャズハモンド奏者でTony Monacoという人がいます。そんな有名ではないかもしれませんが、めちゃくちゃうまい人です。レッスン活動も積極的にやっているようで、自分のWebサイト上でもいろいろ情報を出してます。彼のレッスンDVDを買っていたのが、今日届きました。3枚セットで送料込み80ドル。まあ良心的価格設定ではないでしょうか。日本から申し込むとちゃんとNTSC形式のビデオで送ってくれます。Webサイトの説明がちょっとわかりにくいですが、クレジットカードで買えます。
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注文してから時間が経っても商品が届かなかったのでちょっと心配してたんですが、「ツアーに出てて忙しくて対応が遅れて申しわけない。すぐ出荷します。」みたいなメールが本人から来ました。やっぱり全部自分でやってるんですね。

時間がなくてまだ前半しか観てないんですが、ドローバーの機能の説明とかをしてて「ずいぶん初心者向けだなー」と思っていると、次の話題が「演奏中にモーターのスイッチを切って音をベンドさせる」という裏技の話だったりして、どういうレベルの人を対象にしているのかよくわかりません。とは言え、いろいろと参考になるネタ満載でした。何よりもプロが弾いてる手元をクローズアップで見れるというのは勉強になります。ボクもエディーズ・ラウンジが最初の場所にあったころは、ハモンドの後ろに立ってエディーさんの手元を見て勉強したりしたものでした。

2006年02月06日

ハモンド不調(T_T)

前から気になっていた。ハモンドの起動問題ですが、どんどん悪化して、ついにほとんど起動しなくなりました。スタートモーターのギアが、トーンホイールのギアとうまくかみ合わない状態のようです。たぶん、エディの店においてあった時からあった症状ですが、移動により悪化したのかもしれません。電気的な問題は自分で何とかできるんですが、メカの問題はつらいですね。

ネットで問題解決の策をいろいろ調べていくと、Hammond Wikiというサイトにぶち当たりました。Wikiというのは誰でも自由に更新できるシステムです。Wikipediaという百科事典サイトが有名です。元々、ハモンドに関するネット上の情報はかなり充実していたのですが、Wikiだと一覧性が高いのでうれしい限りです(ただし英文)。

Hammond Wikiの情報によると、スタートモーターのマウントがずれているので、ネジを1回はずして締めなおせば直るようですが、そのためには、マニュアル(鍵盤部)を全部はずすという大掛かりな作業が必要です。ちょっと未経験で一人でやるのにははばかられる作業なので、エンジニアの方を呼ぼうかと思っています。

他にネット上では、スタート・モーター部の構造の写真とかハモンドの注油法の写真つき解説があって大変役立ちました(後者はスエーデンのサイト)。なんか、外国の業者はこういう情報を無料で出してくれて気が利いてます。前にも書きましたが、SpeakEasy Vintage MusicTrek IIのエンジニアの人も、メールでの質問でもすぐ回答してくれてとても親切でした。そういえば、ちょっと前にハモンドのオイルを売ってくれないかと日本の業者さんにメール打ちましたが、梨のつぶてでしたねえ。自分のところでオルガン買った客以外はサービスしないというポリシーかもしれません。まあ、米国の業者に直接頼みますので全然困りませんが。

2006年01月28日

接点復活剤DeoxIT

ハモンドのレストアする時の必需品、米国製の接点復活剤DexiITをゲット。ヤフオクで1980円(送料700円)。安いのか高いのわかりません。要は、クレ556みたいなもんですが「音を変えない」らしいです。ホントかにゃー?オーディオマニアの人とかには有名な製品のようですね。ガリが出るところにはこれをスプレーして問題解決です。
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ところで、ハモンド、何箇所か直したいところがあるとこの前書きましたが、まだ書いてなかった最大の問題はスターターモーターでした。ハモンドはモーターで回転する歯車の歯を電磁ピックアップで拾って音を出しているのですが、このモーターを一定速度で回転させるために別のモーターで起動する必要があります。自動車の始動の時のセルモーターと同じです。Eddieから買ったハモンドたまにいくらスターターを回しても始動しないときがあります。自動車で言うと、セルモーターは回るのにエンジンがかからない状況です(ハモンドではバッテリー上がりの心配はないですが)。電気系の故障であれば自分で何とかなりますが、メカ系の故障はそう簡単にはいかないですし、スペアパーツがないものもあるので大変そうです(最悪、モーターをはずしてアメリカに送ってリビルドしてもらうなんてことになりかねません)。

で、今日この問題を解決しようと思って裏ブタを空けて始動したら問題が再現しません。まあ、これで直ったなら良いですが、また変なタイミングで再発しそうです。直そうとすると再現しないって、古い外車みたいな挙動です。

2006年01月27日

SpeakEasyのプリアンプ

1.5ヶ月ほど前にSpeakEasy Vintage Musicというアメリカのハモンド業者さんにオーダーしていたプリアンプが届きました(受注生産なので時間がかかる)。ハモンドのデジタル・クローンに付けて音をウォームにするための真空管プリアンプです。ビンテージレスリーと同様の回路を使って高電圧で真空管をドライブするので音が良いという噂を、米国のCloneWheelsというハモンド・クローンのメーリングリストで見て、オーダーして見ました。ローランドVK-8とSUZUKI Leslie 2101+2121の組み合わせを少しでも本物のビンテージ環境の音に近づけるためです。
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もともとは、ローランドのVK-8などの11-pinのレスリーアウトが付いたクローン用のモデルなんですが、特注でフォーンのラインイン・アウトもつけてもらいました(ノードや他のキーボードに使うこともあるだろうと思って)。このSpeakEasy Vintage Musicという会社、メールで問い合わせると翌日には回答が来ますし、特注の要求にも一瞬で見積もりが来る親切な会社です。そういえば、Eddieから買ったハモンドのプリアンプの製造元であるTREK II社の担当者もとても親切でメールで質問送ったら、すぐにマニュアルのPDFを送ってくれました。

さて、肝心の音なんですが、今、VK-8と2101が別の場所にあるので、とりあえず、A-100改ハモンドと2121の間につないで試してみました。結論は、確かに音はウォームになりますが、やはり本物のレスリーとはちょっと違うということです。本物のレスリーのサウンドにはスピーカーの特性とか箱とかいろいろ影響しているようです。特にでかい木箱の箱鳴りによるファットな音は本物のレスリー以外では再現不可能という説もあります。

ここでサウンドファイルをアップしてもよいのですが、たぶんパソコンのスピーカーで聞いてもわからないレベルの差だと思われます(ほんとの重低音のニュアンスにかかわるところなので)。まあ、いつになるかわかりませんが、VK-8でライブをする時が来れば活躍してくれることを期待しています>プリアンプ

2006年01月25日

ライブ用オルガンキーボードの選択肢

Eddieから買ったA-100チョップ、どう考えても外に持ち出すのは無謀であることがわかりました。かと言って、ノードエレクトロは、ペダル音源がないので、ジャムで遊ぶ分にはよいですが、ライブをやるにはちょっとツライです。

ということで、ライブ活動は昔から持っていたRoland VK-8+VK-7二段積みセットでやることになるでしょう。と思っていたら、ちょっとおもしろい商品を発見しました。
d3m_01.jpg http://www5f.biglobe.ne.jp/~fukusan/products/doepfer/d3/d3.html
ドイツのDoepher(ドイプファー)というアナログシンセ等を作っているメーカーのオルガンキーボードD3-Mです。重量6.5KgとVK-8の半分以下です。これを2台と音源モジュールVK-8Mの組み合わせだとかなり軽い二段ハモンドのセッティングが可能です。もちろん、車は必要になりますが、ジャズのお店はエレベータないところが多いのでちょっとでも軽いのは助かります。

一応ウォーターフォール型の鍵盤なので、ノードよりは本物のハモンドに近そうな気はします。実際に弾いてみたいですが、受注生産品ということで、難しそうです。VK-8の中古価格はかなり安定しているので、下取りに出せば差額もそんなに発生しなさそうです。売価と納期を楽器屋さん経由で輸入代理店さんに聞いてもらいましたが、なんと、この商品に関する問い合わせをしたのは日本で私が初めてということで、ドイツ本社の返事待ちだそうです(もう2週間くらい待ってます)。

2006年01月22日

ハモンドネタ(3)

本物のハモンドの鍵盤を見た人は、上下鍵盤とも下1オクターブが黒白反転になってるのに気づくと思います。これは音を出すための鍵盤ではなく、音色設定のプリセットの切り替えスイッチなのです。昔、YAMAHAかどっかのコンボオルガンで、やはり下のオクターブが黒白反転して、ベース音が出るようになってたのがあったと思いますが、それとは全然違います。

ハモンドの黒白反転鍵盤は、普通の鍵盤のように押して離すと戻るのではなく、ロックされてずっと下がりぱなしになっています。一番低いCの音を押すと、ロックが外れて下がっていた鍵盤が戻ります。Bの鍵盤とBbの鍵盤が上下鍵盤に2セットずつあるドローバーに対応しています。他のキーにはファクトリープリセットが割り当てられているのですがめったに使いません。結局、BとBbの鍵盤で2つのドローバーセットを切り替えて使うだけです(スペース効率的にはちょっともったいないですね)。
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まだ本物のハモンドに慣れていない時によくやったミスで、調子にのってグリッサンドをしていて、誤って反転鍵盤に触れてしまい音が出なくなったり、意図しない音に切り替わってしまうというのがありました。この黒白反転鍵盤はNew B-3では忠実に再現されてます。XK-3では黒白鍵盤はあるのですが本物のように押すとロックされるタイプではなく、普通の鍵盤を流用しています(鍵盤の上にLEDがあって今どの鍵盤のプリセットが選択されているかがわかるようになっています)。コストの関係でしょうがないとは思うのですが、演奏中に間違ってプリセットを切り替えてしまう事故はますます多くなるのではと思います。

鍵盤でプリセット切り替えるというのはあまり合理的なデザインとは思えませんが、右手でコードを弾きながら、左手で黒白反転のCキーを押さえながら、他のキーを次々弾いていくとリアルタイムで音色が切り替わって、ちょっとテクノぽい効果が得られたりします。ラリーゴールディングスがこの技を使ってるのを見たことがあります。まあ、地味な技ではありますが(動画)。