σ(^^)の好きなオルガン奏者を一人挙げろと言われれば、やはりサムヤヘル(Sam Yahel)。エクスプレッションペダルを激しく使ったドライブ感のあるリズム、タメの利いた右手のリズム感、ブルース色ファンキー色がほとんどなく、ジミースミスぽさ皆無のモダンなアドリブラインとワンアンドオンリーのオルガン奏者です。
ヤヘルのリーダー盤の演奏もすばらしいのですが、サイドマンで入った時の演奏もすばらしいです。オルガンはベースも担当することになるのでサムヤヘルが入ることでバンド全体のグルーブ感を大きくアップしてくれます。トランペット奏者のライアンカイザーとやっている作品などもすばらしいのですが、今回は最近買ったあまり知られていないであろうCD3枚をご紹介します。
Jake Langley: Here and Now
ギタリストリーダーのOGD構成。日本のAmazonからは買えないようなのでiTMSでファイルを買うか、米国Amazonで買うしかないようです。私はiTMSで買いました。オーソドックスなOGDスタイルでサムヤヘルのプレイも存分に楽しめます。ジェイクラングレイにはジョーイデフランセスコと演ったMovin' and Groovin'というCDもあり私も持ってる(こちらは日本のAmazonでCD購入可能)のですが、同じOGD構成でもバンドのグルーブが全然違うのがわかります。
Impressions: The New York Sessions, Larry Coryell
こちらもOGD構成。ラリーコリエルはEmraceable YouやCome Rain, Come Shineなどのスタンダード曲を中心にメインストリーム的プレイをしていますが、やはり音質がペキペキしていて個人的にはジェイクラングレイの方が好きかな。タイトル曲におけるサムヤヘルのドライブ感がすばらしいです。
Bop on Pop,Ben & Frank Perowsky Trio
ギター抜きのサックス、オルガン、ドラムのトリオなので期待しましたが悪くはないがちょっと期待とは違ったという感じ。ドラマーのベンペロウスキーが、バップ時代から活躍しているサックス奏者のお父さんであるフランクペロウスキーへの親孝行としてアルバムを作り、それにサムヤヘルが協力したというお話しのようです。フランクペロウスキーのサックスはナイスではありますが、決してモダンなスタイルではないので、サムヤヘルと丁々発止というわけにはいきません。超スタンダードばかりをストレートに演っています。Confirmationなどは「例のイントロ」でそのまんま演奏しており、ジャムセッションの録音を聞いているかのようです(もちろんめちゃうまいですけど)。普通の曲を普通にやる時にヤヘルがどういうアプローチを取るかという点では興味深いですね。なお、Donna LeeとFourにはヤヘルは参加しておらず、ドラムとサックス(クラリネット)のデュオになっています。
ところで、σ(^^)はサムヤヘルの新譜が出ると常に速攻で買ってますが、この3枚のCDについてはサムヤヘルの公式サイトにもなぜか載ってないので発売に気がつかず、買うまでに時間がかかってしまいました。リーダー盤だけでなくサイドメンで入ったものもちゃんとサイトに載せて欲しいものです>ヤヘルのマネージャー殿
しかし、やはりサムヤヘルは誰とやっても期待以上の結果を出してくれるミュージシャンなのではと思います。引く手数多なのもわかります。今度は是非、ジェリーバーガンジ、クリスポッターあたりとギター抜きのサックストリオで演ってくれないものでしょうかね。すごい演奏になるのは確実です。
posted by kurikiyo at 22:51|
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CD評