2014年03月29日

Chris Potterがまた伝説を?

Chris PotterによるAll The Things You Areのアカペラデモ演奏がYouTubeにアップされ、その完璧なテクニックによってジャズ界に衝撃を与えたのは記憶に新しいですが、またまた伝説となりそうな動画がアップされました。どこかの楽器屋でやったInvitationのアカペラデモ動画です。

テクニック、フレーズのアイデアの尽きなさ、スタミナもさることながら低音から高音に至るまでの音の太さが驚異的です。

All The Things You Areのソロはコピー譜がネットで流通しているんですがInvitationの方も誰かコピー譜出してしくれないかな〜と思ったりします(まあコピー譜あっても吹けないですけどね)。

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2013年12月29日

口内炎になったらサックスがうまくなった(かもしれない)

口内炎(粘液嚢胞)の手術をした話は先日書きました。完治したんですが手術跡に微妙に違和感が残ります(医者によると2ヶ月くらいは残るようです)。サックス吹くと痛くはないのですがちょっと気になります。しかし、手術跡が気になって無意識のうちにかまなくなったことにより音質が向上した気もします。

久しぶりにサックスを持ってイントロのジャムセッションに行きましたが、全然練習してないわりに良いフレーズが出て自分的には会心の出来でした。口内炎になったことにより、理想により近いルースなアンブシュアが会得できたのではないかと思います。そして、アンブシュアの向上により楽器がスムーズに鳴るようになると指にも余計な力が入らず、フレーズ面も向上するのだと思います。

だいぶ前にこのブログでめちゃくちゃルースなアンブシュアでフラットに吹く練習方法について紹介しました。だらしないユルフン的吹き方から最小限のコントロールを加えて音をまとめるのがジャズサックスの理想と思うので、下唇はリードに触れるか触れないかくらいのつもり(実際には触れてるんですが)で吹くのがよろしいんじゃないかという気がします。

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2013年12月20日

サックス奏者の方はとがり過ぎの歯にご注意

下唇と歯茎の境目付近に口内炎ができて(痛くないけど)全然治らないので、医者(耳鼻咽喉科)に行ったら口内炎ではなくて粘液嚢胞というものだと言われました。唾液腺が傷ついて詰まることにより生じたものだそうです。直接的な害はないがつぶれたり、治ったりを繰り返すと癌化するおそれもあるということなので手術を勧められました。

手術は大病院でやったので機材がものすごく大げさでびっくりしましたが、すぐ終わりました(口腔外科が行なう手術の中でも最も簡単なものであるらしいです)。手術から今日で10日目ですが、糸も溶けて、多少の違和感が残る程度になりました。

原因なんですが、下の犬歯の先が異常にとがっており(指で触れだけで痛いほど)、唇の裏に当っていたためと思われます。さらに、サックスのアンブシュアを改良して、ものすごくファトリップであごを落として練習していたので、今までは歯に当たっていなかった部分が当るようになった点も大きかったと思います。

このままだとまた再発するので、歯医者に行って、犬歯の先をちょっとだけ削ってもらいました。加齢により歯が削れてとがり過ぎになることはよくあるそうです。頬や舌を継続的に刺激することで口腔癌や舌癌の原因になることもあるので、またとんがりすぎたら削りに来て下さいと言われました。

サックス奏者に限ったことではないですが、とんがり過ぎの歯にはご注意という話です。

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2013年10月15日

ちっこいサックスのすすめ

ソプラニーノサックスを買ってから毎日のように吹いていますが、なかなかおもしろいだけではなくて、アルトやテナーの練習用としても効果的なんじゃないかと思います。

サックスは高音になればなるほど息のスピードが必要になるのと、音程を取りにくい点でしんどくなります(かつ、マウスピースを噛まないようにするのも大変です)。一方、低音になればなるほど息の量が必要になってきてしんどくなります。これは、同じサックスの高音域と低音域についても言える話ですし、高音サックスと低音サックスの違いにおいても言えることです。

すなわち、ソプラニーノなどの高音サックスで(噛まないで)しっかり音が出せるように練習することは、アルトやテナーの高音域をちゃんと吹ける息のスピードを出せる良い練習にもなるということです。同様に、バリトンを吹くことで息のサポートをしっかりさせる練習にもできます。

さて、ソプラニーノというと最高音(最小)のサックスと一般には思われていますが、それより高音のソプラニッシモ、あるいは、ソプリロと呼ばれるサックスがあります。ソプラノの1オクターブ上とういうことになります。あまりにちっちゃいのでオクターブホールがマウスピースについている構造になっているそうです。

現在はドイツのBenedikt Eppelsheimtというメーカーのみが製造しているようです。価格は30万円強くらい。さすがに中国製のパチモンはないと思いますので自分で買う気はありません。

とにかくめちゃくちゃちっちゃいのでかなりの技術がないと演奏は困難そうです(ソプラニーノでも上のAより上の音を出すのはかなり厳しいです)。

専門のサイト(英文)もあったりして、演奏動画が載ってます。以下のはなんとコントラバスサックスとのデュオ。これ聴くと相当タイトなアンブシュアができないと音が出ないような感じです。

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2013年10月10日

ソプラニーノ買っちゃいました

前からソプラニーノサックス(アルトの1オクターブ上)が欲しいと思ってたのですが、さすがにめったに使わない楽器に何十万も出すのは躊躇しておりました。しかし、SaxOnTheWebの投稿で、eBayで売ってる安物中国製ソプラニーノが、ものすごく良いというほどではないにせよそこそこ使い物になるらしいことを知りました。

アルト、テナー、ソプラノ(そして、バリトン)で中国製の安物は買う気はないですが、ソプラニーノならどうせネタ用なのでダメ元で買ってみました。top_esellerという業者で、送料込み約500ドルです。安っ。

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テナーの2.5分の1。ちっちゃっ。アンティークブロンズという仕上げで見栄えもそこそこです。キーアクションは思ったより良好。音程はそもそもソプラニーノという楽器自体が音程が大変取りにくいのでよくわかりません。ただ、5万円の楽器にしてはものすごくちゃんとしてます。中国恐るべし。

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サイドキーはEまで。どっちにしろD以上を出すのはきわめて困難。左手小指テーブルキーはモダンなタイプではなく、ビンテージとかにあるタイプ。キー自体が小さいのでこれでも困らないと思います。

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ちゃっちいマウスピースが付いてます。YANAGISAWAのメタルに替えるつもり。リードですが、実はソプラノとソプラニーノのリードは長さが違うだけで幅はほとんど同じなのでソプラノリードの後ろをカットすれば流用可能です。ソプラノ用のFibraCellが使えるのは便利。

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ちゃっちいケースも付いてます。楽器本体にストラップを付けるところがないのにストラップも付いてるのがご愛敬。

ためしに吹いてみました(家なのであまりでかい音が出せません)。音程とりにくいです。意識しなくてもケニーGみたいなビブラートがかかっちゃいます。それなりの練習が必要です。

まあ、遊び用、ジャムセッションでの受け狙い用、音程取る練習用、高音域のタイトなアンブシュアの練習用としてはなかなかナイスなんじゃないかと思います。

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2013年10月02日

エリック・アレキサンダーはタンギングやらないの?

Jazz Lifeを立ち読みしてたらエリック・アレキサンダーのクリニックの記事で本人のアドバイスとして「ビバップフレーズはノータンギングで吹く」なんて書いてありました。

これは本当なんでしょうか?ご本人の演奏を聴いたり、動画を見ている限り、普通にタンギングはしているように思えます。これをブレスだけでやっているとは信じられないのですが。

この記事の前半には、練習方法として「サックスに息を入れてだんだん音の成分を増やしていく」というやり方が紹介されてます。これは、私も山中良良之さんに教わりましたが、出来る限り緩いアンブシュアで太い音を出す良い練習方法だと思います。

「ビバップフレーズはノータンギングで吹く」の話も練習方法の話であって、演奏するときの話ではないんじゃないでしょうか?通訳が説明不足だったか、記者さんの勘違いなんじゃないかと思います。

いずれにせよ、あくまでも練習としてノータンギングで吹くのはありだと思います。SaxOnTheWeb.netでもジョージ・ガルゾンが生徒に対して、フレーズをまずはイーブン(跳ねなし)でノータンギングで練習することを推奨しているという話題が出てきました。これでちゃんとタイミングが正確に出せるようになってから通常のタンギングを足せという話なんでしょう。これは理にかなっていると思います。リズムの悪さをタンギングでごまかすというのは良くある悪癖だからです。

これ以外にも、しゃくり上げ(ベンドアップ)、ベンドダウン、ビブラート、サブトーンなどサックスの表現として重要なものは数多くありますが、まずは、これらの要素を排して、素の状態でちゃんと吹けるようになってから装飾的要素を足すというのは重要です。癖でフレーズの頭を常にしゃくる(しゃくらないとちゃんと吹けない)ようになってしまうとかっこわるいですし、ずっとそういうやり方でやっているとその悪癖を脱却するのは大変です。もちろん、ベンドアップ(しゃくり上げ)も効果的に使えばよいのですが、常に無意識にベンドアップしてしまう演奏が問題なわけです。

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2013年08月14日

サックスの噛みすぎアンブシュアを直すトレーニング

サックスにおいて下の歯でマウスピースを噛みすぎる問題については、以前にも「サックス「3ない運動」展開中」の記事で書きました。この噛みすぎ問題は、楽器が小さくなればなるほど顕著です。カドソンのアルトサックスも買って数日はどうしても噛みすぎてしまい、下唇の下側が痛くなったりしました。今まで以上に噛まないことを意識した練習が必要です。ネットで拾ったり、人に聞いたり、自分なりに見つけたりした噛まないための方法をちょっとまとめてみます。

その前に、下唇の裏側の痛みを解消するために、歯にガードのようなものをかぶせたり、紙を挟んだりすることが提唱されることがありますが、本末転倒だと思います。問題は噛みすぎであることにあるのであって、それを直さないと問題は解決しません。痛みを解消する手段を取っても根本の問題が解決できないばかりか、その解決にかえって時間がかかることになりかねません。

というわけで、いくつかイメージや手法を挙げます。人により効果は違うと思うのでいろいろ試して自分に合うやり方でやればよいと思います。他にもあるよという方がいたらコメントに書いてくださいな。

  • リードの上に息を通すイメージで吹く。
  • めちゃくちゃ深くくわえる。Phil Baroneはバイトプレートを越えた位置でくわえてもよいなんて言ってますが、さすがにそれだとオエとなってしますので、自分はバイトプレートの向こうのはじぎりぎりくらい(ESMのマウスピースはバイトプレートがないので、たぶんその辺と思われるあたり)に上の歯を当てるようにしています。
  • ストラップを短くする。ストラップが長すぎるとどうしても下唇にマウスピースを乗っけるようになってしまい、噛みすぎを誘発します。かといって短すぎると窮屈になって指に無駄な力が入るのでちょうど良いポイントを見つけて、ストラップに印を付けておくと良いと思います。
  • 右手親指で楽器を持ち上げるイメージ。
  • 上の歯を支えにして頭がマウスピースの上に乗っているようなイメージ。
  • 口の形はOの発音で。「すっぱい物を食べた時のような口の形が正しいサックスのアンブシュア」なんて書いてる人もいました。これはなかなかうまい表現だと思います。
  • 上唇をマウスピースに付けないで吹く。本番プレイでこれやると楽器が安定しませんので、あくまで練習用です。この状態で高音が出せるようになると噛みすぎはかなり解消されるはずです。
  • 深いビブラートを練習する。サックスのモダンなビブラートは基本的にアゴの上下動でかけます(フルートのように息の強弱でかけるとチリメンビブラートになりがちでスイング時代みたいな感じになってしまいます)。アゴのビブラートが深くかけられるということは噛みすぎてないということなので、噛みすぎを防ぐための練習としても効果大です。
  • 振動するリードを下唇で感じるようイメージで。これは最近知ったイメージトレーニングで、自分の場合は効果絶大でした、振動するリードに下唇が触れてちょっとくすぐったさを感じるようにします。
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2013年08月12日

カドソンアルトの試運転

先日、大学の音楽サークルの同期のコンサートがあったので買ったばかりのカドソンアルトを使ってみました(ていうかこのために買ったんですけどね)

まだ、吹き込みが足りないですが、アルトの最大の魅力でもある高音の抜けはばっちりだと思います。高音の音程はもう少し練習すれば何とか(まあ、ハイバッフルで広めのマウスピースを使っているせいもありますが)。アルトの楽器としての重要要素であるGとF#の割れたフラジオもまあ出しやすいです(上の動画ちょっと危ないですがw)

まあ、良い買い物をしたのではないかと思います。

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2013年08月07日

カドソンのアルトサックスを買ってしまいました

アルトサックスは大昔に買ったアメセルのマーク6 (当時はまだアメセルが高騰してなかったのでそんなに高くなかったのですが今だと結構な価値があるとと思います)を持ってはいるのですが、常に吹き込んでいるならまだしも、テナーの持ち替えでたまに吹くのには抵抗感がありすぎて厳しいのと、スーパービンテージをジャムセッションの混雑した店に持ち込むのもちょっと気になってました。ということで、以前から気軽に吹ける安くて(予算15万円)、吹奏感の軽いアルトサックスを探していました。

この予算で良い楽器を買おうと思うと、台湾系楽器の中古が必然的な選択肢になります。出物があると試奏しにいったりしてましたが、イマイチふんぎりがつかない状態が続いておりました。

しかし、先日友人のコンサートでフュージョンバンドでアルト(サンボーンの曲など)を吹かなければならないことになり、それが背中を押すことになって、ついにカドソンのA-902BSS(ブラッシュトサテンシルバー)というモデルの中古を買ってしまいました。佐藤達哉氏選定品です。

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銀メッキのサテン仕上げにラッカーがかかっているというユニークな外観です。前から使っているESM Jazz Heavenというアクリル製の透明マウスピースと組み合わせると何かプラモデルのような高級なんだか安物なんだかわかならい雰囲気です。

サウンド的には、反応が良く、それなりに深みのある音もするカドソンらしい作りです。フラジオのあたりもばっちりで、サンボーン風のファズのかかったF#やGも出しやすいです。フュージョンやR&Bのバックやるならセルマーよりも向いていると思います。

保証書を見ると最初のオーナーは4年くらい前に買ったようなのですが、ほとんど使用感がありません(オクターブキーのメッキがはがれてないことからそれがわかります)。また、ネック止め用のネジをBuzzという白金削り出しネジに変えたり(このネジだけで1万円くらいします)してかなり気合いが入っているように思えるのですがどうして全然吹かなかったのかわかりません(プロの人のサブ楽器だったのかもしれません)。

この楽器を買うという決断に至るまでにいくつか安いアルトを試奏してきたのでちょっと感想を書きます。

カドソン A-900BN: ブラックニッケルメッキ仕上げでが管体がニッケルシルバーの楽器です。ルックスは最高です。ただ、やっぽり自分にはニッケルシルバーは音が硬すぎる気がします。艶っぽさに欠けるという感じでしょうか。

キャノンボール GA5SB: ジェラルド・アルブライト・シグネチャー・モデルです。ベルがブラックニッケル仕上げで管体はシルバーメッキ仕上げというユニークな絵面です。ただし、管体は通常のゴールドブラス(真鍮)です。自分はテナーはこの楽器をメインにしてます。テナーだと野太い音がする本当に良い楽器で大変気に入っています。ただ、アルトでは太さよりも華やかさを優先したい気がしましたし、そもそも、キャノンボールは予算オーバー(20万円強)なので断念しました。あと、キャノンボールは時代によってかなり音色や吹奏感が違うらしいです(確かに同じモデルでも個体によってかなり感じが違う気がしました。)

マルカート: 下倉楽器監修の台湾製楽器でめちゃ安くて新品でも10万円前後で買えます。値段の割には大変良い楽器です。初心者の人が買うのであれば絶対お勧めです。ただ、正直、やはりセルマー、カドソン、キャノンボールを吹いてしまうと「値段の割には」良いというレベルであるのは確かです。なお、マルカートにもニッケルシルバーモデルがありますが、これもA-900BNと同様に音が硬すぎてちょっと好みではありませんでした。また、銅の配合量が多いブロンズブラスのモデルも吹きましたが、これはちょっとおとなしすぎて自分向きではないと思いました。ただ、マルカートのブロンズブラスでブリブリ吹いてるプロの人もいるので、奏者によるとも言えます。

IO AS--106: IOはジュピターの上位ブランドです。実は、これを試奏しに行ったときに、まだ展示前のカドソンもあるよということで試奏して、カドソンの方を買いました。ただ、IOも抜群に抜けが良かったので正直ちょっと迷いましたね。試奏の段階で抜けが良すぎると、だんだん吹き込んでいくうちに鳴り過ぎ(いわゆる「そば鳴り」)の傾向が出てくることも多いので、まあ、迷いに迷ってカドソンに決めたわけです。

カドソンのケースはバックパックにもなるし、自立もするセミハードケースなのがナイスです。テナーの場合はちょっとでかすぎるかもしれませんが、アルトの場合はジャストサイズです。

結論は予算15万円でサックス買うなら台湾製中古しかない(特にカドソン)ということであります。

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2013年08月04日

デンタルケア製品の意外な使い道

デンタルケア用にパナソニックのジェットウォッシャードルツというのを買ってみました。ジェット水流で歯の間の汚れをとる製品です。同様の製品にフィリップスのエアーフロスなんてのがありますが、パナの方が安くて強力らしいのでこっちにしてみました。

歯間ブラシやフロスよりもお手軽で便利に使えています。最近、ふと気がついて、これでサックスのマウスピース掃除したらきれいになるんないかと思って、やってみたら結構いい感じでした。隅の汚れもよく取れます。ただし、水の向きをうまく考えてやらないと洗面所が水浸しになります。

特に自分はアルトではEMS Jazz Heavenという透明アクリルのマウスピースを使っており、汚れがちょっとでもたまると外から透けて見えて気持ち悪いのでなかなか重宝しています。

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2012年09月09日

お元気そうなベニーゴルソンの映像

Jazzを含む貴重な音楽映像や音源を無料で提供しているアメリカのラジオ局NPRのサイトでベニーゴルソンの演奏ビデオを見つけました。

なぜかベースレスの編成で、Along Came Betty, Killer Joe, Whisper Notというj自作ヒット曲をリラックスして吹いてます。「枯れた」としか言いようがないすばらしい音色とフレージングです。

さて、ベニーゴルソンのセッティングなんですが、昔から超オープンなマウスピースと堅いリードを使っていることで知られており、現在使用しているのはSaxscapeの特注モデル(オットーリンク10番相当)にRICOの5番!(特注の6番!!を使用しているとの説もあり)だそうです(ちなみに楽器はセルマーのReference 36ですね)。こんなセッティングで吹ける人がいるということが驚異ですが、出音は別にバリバリというわけではなくオープニングの広さとリードの堅さをまったくイメージさせません。ということで、マウスピースとかリードのセッティングはあくまで二義的であって音を決めるのは吹く人ということであります。

NPRのサイトでは他にもドニー・マッカスリンだとかシーマス・ブレイクをはじめとするすばらしい演奏ビデオが無料で見れますのでおすすめです。
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2012年09月06日

サックス「3ない運動」展開中

最近、ジャムセッション等でサックスを吹く時に気をつけているポイントに以下の3つがあります。

  1. かまない
  2. はねない
  3. しゃくらない

であります。以下説明していきましょう。

1. かまない
これはサックス演奏の大原則中の大原則です。だけど、気をつけて練習していてもついつい本番だとかみがちになります(特にG以上の高音域)。どんなにばっちりのセッティングで吹いていても、かんだとたんに音がやせて冴えない音になってしまいます。「(直感とは逆に)低音域ではアンブシュアを締めて、高音域では緩める」というデイブ・リーブマンの教えを守らなければなりません。

2. はねない
これはサックスに限らずあらゆるソロ楽器に共通ですね。アマチュアの演奏でそれなりにかっこいフレーズが出ているのに、イマイチ素人くさいという場合、ちゃんかちゃんかはねすぎのケースが多いと思います。スイングやデキシーでもやっているのなら別ですが、コンテンポラリーなジャズをやっているのなら8分音符は完全イーブンくらいのつもりでちょうどいいと思います。もちろん、積極的表現として敢えてはねるフレーズを吹く(弾く)ことはあると思いますが、それは常にちゃんかちゃんかはねているのとは違います。ハル・ギャルパーの教え「ミディアム以上の曲の8分音符はハーフテンポでカウントしてあたかもバラードの16分音符のように吹く」を肝に銘じたいです。

3. しゃくらない
これも、表現方法として音の頭でしゃくる(ベンドアップする)のは当然ありなんですが、くせになるといつでもベンドアップして吹くようになってしまいます(特に、高音Bからサイドキーにかけて)。これめちゃダサイです。常にベンドアップしないと吹けないというのは要は音程が取れていないということなので、離れた音程を跳ばすフレーズのエチュードをやりまくるという練習法もありますが、バラードのテーマを絶対しゃくらないように吹き切る練習も良いんじゃないかと思います。

さらに、もうひとつの「〜ない」を加えられるなら「たれ流さない」というのを入れたいです。自分の演奏を録音して聞いていると、つい気が抜けてアーティキュレーション(タンギング)があんまり効いてない「垂れ流し」フレーズを吹いてしまっている瞬間があって落ち込むことが多いです。そこまでどれほどイケてるフレーズを吹いていても、1回でも垂れ流しをやってしまうと台無しですね。これを防ぐためには練習の時でも常にアーティキュレーションを意識する(8分であればすべての音符をタンギングする、16分フレーズでも基本は裏タンギングをする)を徹底すべきだと思います。

やはり題辞なのは自分の演奏をちゃんと録音して聴き直し、後でちゃんとダメ出しすることだと思います。クリスポッターもジョシュアレッドマンもライブではICレコーダーで自分の音を録音してましたしね。

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2012年08月11日

テオウォンマウスピースのその後(サックス奏者専用記事)

だいぶ前に買ったテオウォン(Theo Wanne、正確な発音はシオ・ワニーに近い)のマウスピース(Kali 9#)ですが、もう他にスイッチできないくらい気に入っています。太さと鋭さを兼ね備えた素晴らしいマウスピースだと思います(お値段だけのことはあります)。

しかし、テオウォンにも問題点があります。それは、独特の一体型リガチャー。いかにもしっかりリードが留まりそうで良さそうですが実は結構ずれます(左右に)。また、リガチャーの位置を変えるのに六角レンチが必要というのも問題です。当日のコンディションやリードの堅さによってリガチャーの位置を容易に調整できません。米国のサックス掲示板SaxOnTheWebでも「テオウォン最高だけど、リガチャーは最悪」という声が聞かれています。

そういう事情でσ(^_^)は、ここしばらく純正リガチャーをはずしてオレガチャーを使っておりました。オレガチャーも割とリードずれやすいんですけど、テオ純正リガチャーより全然ましです。また、ネジの締め具合で抵抗感が大きく変わるのでリードの堅さに合わせた微調整も容易です。

オレガチャーの問題点としては、まずネジ山が弱いのですぐダメになってしまうという点があります(そのため、ネジだけ別売りしてたりします(結構高い))。もうひとつの(より重大な)問題は、使用と共に段々緩くなってきたことです。テオウォンはメタルマウスピースとしては規格外の太さなので合うリガチャーがほとんどありません。オレガチャーもいろいろ試して、アルトのラバー用が一番近いことがわかったのですが、ちょっとゆるめでした。加えて、オレガチャーは使用と共に結構伸びるのでいずれゆるゆるになるだろうと買った時にお店の人に言われていましたが、まさにその通りになってしまいました。プラスチックシートを間に挟んだりして調整していたのですが、どんどん伸びてきて、もう調整不可能な領域にまで来てしまいました。

ということで、オレガチャーに代わるリガチャーをずっと探していたのですが、前述のSaxOnTheWebで「ロブナーのプラチナムが合うらしい」との情報を得て、楽器屋で試してみたところ結構いい感じだったので購入しました。ロブナーというと皮製でどっちかというと響きを押さえるタイプなので全然検討対象にしていなかったのですが、プラチナムは金属製なのでそのような問題がありません(なお、別にリガチャーにプラチナが配合されているわけではなく、単なるシリーズの名前です)。

と言いつつ、オレガチャーほどではないのですが、ロブナープラチナムも使ってる内にちょっと伸びるので、やっぱりちょっと緩くなってきました。しょうがないのでゴルフ用の鉛の重りを挟んで使っています。ちょっとエヅラ的に難ありですが、鉛を挟むことでかえって反応が良くなるような気もします。

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なお、ロブナープラチナムは逆締めでも順締めでもどっちでも使えるのですが、自分は順締めで使ってます。こちらの方がリードの反応がよくなる気がします。一般に、リガチャーによる音色への影響はほとんどないようですが、レスポンスには大いに影響があるというのがSaxOnTheWebのコンセンサスです。

ところで、リードなんですが、以前にもうずっとレジェールで行くというようなことを書きましたが、結局、ファイブラセルに戻しました。どうしてかというとレジェールは結構経時変化があって、吹き続けているとどんどん柔らかくなっていくからです。ちょっと固めのリードを買ってなじませていく、いわゆるブレークインと呼ばれるプロセスをしてもいいのですが、それだと何のために人造リード使ってるのかわかんないですね。

もうひとつの理由はファイブラセルはアメリカのメーカーの直販サイトで買うと16ドルとお安く買えることです。送料入れても21ドルです(まとめ買いするともっと安くなります)。レジェールは何とかアメリカ(または、原産国のカナダ)から直接買えないかといろいろ聞いてみたのですが、正規代理店経由でしか買えないみたいで高いです。

ファイブラセルの堅さは2.5(LaVozだとM相当)、テオウォンのオープニングは9番なのでちょっと苦しいですけど、練習をサボらなければ何とかなるレベルです。

ということで、テオウォン Kali #9+ロブナープラチナム+ファイブラセル2.5を究極のセッティングとして使っていこうと思います(だけど、これが究極とか思ってもしばらくすると変えたくなっちゃうんですよね〜)。

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2012年06月13日

ケースにまつわるエトセトラ

まあどーでもいい話なんですが参考になる方もいるかもしれないので、

σ(^_^)はテナー用ケースとしてずっとプロテックのセミハードケース(前のモデル)使ってました。軽量なわりにしっかりして良いケースです。だけどキャノンボールのテナーはすごく重いので肩がしんどくなってきました。ということで、純正のショルダーベルト(リュックのように背負えるベルト)を買ってみました。

ところが家でベルト付けてみようとするとどう付けて良いのかわかりません。写真を撮って楽器屋さんにメールして「どう付けるんですか?」と質問したら、何とケースが不良品で、ベルト取付具が全然間違った位置に付いていることが判明!付くわけないです。

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楽器屋さんが輸入代理店と交渉してケースの方を新品と替えてもらえることになりました。ラッキー。楽器屋さんもこういう不良品は初めて見たそうです。

で、ここからが大事な情報ですが、プロテックのセミハードケースは新モデルは通常サイズとベルが大きめの楽器用のXLモデルがあります。σ(^_^)のキャノンボールはビッグベルモデルなので試してみたんですが、通常サイズのモデルでも、ネック部分の譜面台のネジをはずせばぴったりはまります(これは今まで使っていた旧モデルのケースでも同様)。一方、XLモデルの方は、PAD SAVERをはめた状態だとなぜか楽器の縦方向がきつくてはまりません(純正のプラグ付けてる場合だとぴったりなのかもしれません)。σ(^_^)の場合、キャノンボールだけじゃなくて、別に持ってるセルマー等も入れることもあると思うので、XLモデルはやめて普通のにしました。通販でケース買ったりする方は気をつけてくださいね。

また、C.C.シャイニーのようなパック型ハードケースにはキャノンボールのビッグベルモデルは入らないと思います。自分は付属品入れる場所が小さいのでパック型ハードケースはどっちにしろあまり好きではないですが。

プロテックのショルダーベルトはすごく楽でキャノンボールの重さも苦になりません。車で行きにくいジャムセッション場にもいろいろ足を伸ばしてみようと思いました。

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2012年06月03日

ジョシュアレッドマンのライブに行ってきました

ジョン・アバークロンビー、クリス・ポッターに引き続き、ジョシュアレッドマン率いるジェームズファームのライブを聴きにブルーノートに行ってきました。

2012年06月03日15時48分16秒0001

開場ちょっと前に行ったらまたしてもかぶりつき席をゲット(まあ、普通の人はあんまりこういう席座りたがらないですよね)。

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ジョシュアのテナーはセルマーSBA(スーパーバランスアクション)にビンテージのラバーオットーリンクにフランソワルイのリガチャーという普段のセッティング。ソプラノ(セルマーのマーク6をカーブドネックに加工?)もステージにありましたが、自分が行ったセットでは吹きませんでした。アンブシュアは超ファットリップでくわえる深さは普通、特に変わったところはない王道スタイルです(指がすごく長かったけどサックスの場合はあんまり関係ないですな)。

演奏内容はうまいの一言。フラジオ域まで完全にコントロールしています。また、ドラムのエリックハーランドがすごかった。かなりの変態ビート叩いてもテンポ感がまたっく失われません。

さて、すごいテクニックではあるのですが、クリスポッターと比べるとどうも音圧が低い。音量とかそういう話ではなく、音の詰まり具合が違うというか...

サックスの「音圧」については、また改めて考察してみたいのですが、CDでの印象と生音が違うこともよくあります。たとえば、ジェリーバーガンジーなどはCDで聴くとちょっとモコモコした音色の印象がありますが、生で聴くとものすごい音圧です。ジョシュアレッドマンはCDでも生でもちょっとモコモコという感じ。

あと、フレーズ的にもクリスポッターの方が冒険していて限界に挑戦している感じでスリリングです。ジョシュアレッドマンはそつなく吹いているなあという印象。まあ、スタイルの違いと言えばそれまでですが。

7月には、グラントスチュアートやシーマスブレークが来日するようです。見に行けるようお小遣いを貯めておくことにします(笑)。

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2011年07月30日

ロングトーン練習法(上級者向け)

言うまでもなくサックス奏者にとってロングトーンは基本中の基本です。ロングトーン練習において、正確なピッチで安定した音で吹けるように目指すの当然のことですが、そいううスタンダードなやり方以外にも工夫して効果を上げることができます。この点に関して、Matt Oatという米国のサックス奏者/インストラクターの興味深いレッスンビデオを見つけましたのでここで紹介します。

まず、第一のやり方は、あえてめちゃくちゃフラットに吹くというものです。このブログでも以前からアンブシュアをどれだけ緩くできるかがキーみたいなことを書いてますが、この練習により緩いアンブシュアでも安定して音を出せるよい練習ができるかと思います。ただし、めちゃくちゃ下手くそに聞こえるのでちょっと恥ずかしいですね。

もうひとつはわざとめちゃ深いビブラートをかけてロングトーンをするというもの。フラットで吹きつつロングトーンをかけるという方法もあります。いずれにせよ、これもちょっと恥ずかしいです。めちゃ深いビブラートをかけられるようになってから、それをコントロールできるようにすれば、ブレッカー系のモダンなビブラートもできるようになるのではないかということで、σ(^_^)の最近の強化ポイントであります。

どちらの練習も初心者がやると変な癖がついてしまうので上級者オンリーだと思います。

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2011年04月29日

薄いリードこそプラスチックが向いている

世の中にはオープニングの広いマウスピースと堅いリードを組み合わせるとんでもない人たちもいます(たとえば、佐藤達哉(Otto Link10+Woodstone3-1/2)やジョージガゾーン(Jody Jazz 10* + Rico Select Jazz 4H))が、通常は、マウスピースのオープニングが広ければ柔らかい(薄い)リード、狭ければ堅いリードという組み合わせが一般的でしょう。σ(^^)は前者のタイプ。

σ(^^)は今まではわりと長いことガーデラMBII(8*相当)にWoodstone(イシモリ) 2-1/2の組み合わせでやってきましたが、最近はマウスピースをテオウォンKALIの9番に変えたため、Woodstone 2-1/2だとちょっと苦しくなってきました(低音のレスポンスがイマイチ)。しかし、Woodstoneでは2-1/2より柔らかいリードはありません。さらに、それとは別に、今までは最強だったWoodstoneのリードが最近ちょっとクオリティ落ちてるんじゃないか疑惑なんかもあったりします。ということで新たなリードを検討していました。

一般に、リードが柔らかいと吹きやすく、反応がよくなる(特に低音)というメリットがある一方で以下の問題が生じます。

  1. ビャーという雑味が多すぎて薄っぺらい音になりやすい
  2. 高音のピッチが下がり気味になる
  3. フラジオが出しにくくなり音も薄くなる
  4. リードがすぐへたりがちになる、また、割れやすくなる
σ(^^)の場合、Woodstone 2-1/2より薄いリード、たとえば、ラボーズのソフトあたりだと上記の問題が顕著に出ます。

ということで、上記問題を解決できるのではないかとの期待の元に久し振りに人造リードに手を出してみました。レジェール(Legere)スタジオカットの1-3/4です。結論から言うと大正解。確かに柔らかいリードではあるのですが、通常のケーンのリードよりもコシがある(弾性が強い)ので上記の薄いリードの問題点がほとんど出ません。一般的にレジェールは雑味が少ないクリーンな音がする(その分おもしろみが少ない)と思っていましたが薄いリードだとちょうどいいバランスになる感じです(同じく人造リードのFibracell(ファイブラセル)のソフトだと雑味が多くなりすぎる感じがします)。

非常にいい感じで、特に、レスポンスの良さは圧倒的(特に低音)なので、今まで吹けなかったフレーズも吹けるようになりました。フラジオの音色や当たりの良さも申し分なし。テオウォンの潜在能力をフルに活かしている感じがします。今度録音したら音源をアップしてみます。

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2011年03月07日

リードの位置決めについて

サックスやってる人はみなさんご存じと思いますがマウスピースへのリードの位置決めって大事ですよね。なんか今日は楽器が鳴らないな〜と思ってるとリードがちょっとずれてたりなんてことがよくあります。

そういう意味ではリガチャーは大事です。どんなに良く鳴るリガチャーでもリードがずれやすいものだと使用を躊躇してしまいます。σ(^_^)が以前使ってたウィンスロー(本物)は鳴りは良いのですがリードがずれやすいので結局使わなくなってしまいました。今メインで使ってるオレガチャーもリードは結構ずれやすい方ですが鳴りの良さがそれを補って余りあるので敢えて使っています。

リガチャーの形状が鳴り(少なくともレスポンス)に大きな影響を与える一方で、材質とかメッキは関係ないと思います(管体のメッキと同じ)。リガチャーでも金メッキモデルが高かったりしますし、テオウォンの付属リガチャーもリード押さえのプレート部分を異なる金属で複数種類用意しており(2個は付属、残りは別売)材質によって音が変わるとしています。しかし、付属の2種で試してみましたが正直良くわかりません。前述のとおり、リードをはずして付け直しただけで音は変わってしまうので、リガチャーのメッキの違いで音が変わったように誤解してしまうのかもしれません。

さて、リードのずれですが、左右と上下(というかマウスピースの先っぽとの位置関係)の2つの問題がありますね。左右にちょっとくらいずれても割と大丈夫なマウスピースとそうでないマウスピースがあると思います。ガーデラはちょっとでも左右にずれるとまったく鳴らなくなります。レールが異常に細いのでそのせいでしょう。テオウォンもガーデラほどではないですが左右のずれには弱いです。一方、私が知ってる限りではオットーリンクはわりと大丈夫。やはりレールの細さが関係していると思います。ちなみにレールの細さはレスポンスの良さにかなり効いてくると思います、σ(^_^)はレールは細くなくちゃイヤ派です。

さて、複雑なのはリードの上下の位置合わせです。ここでは、マウスピースの先っぽを上に向けた状態でテーブルをこっち側に向けて持っているとしましょう。つまり、上とはリードがマウスピースのティップを覆い隠す状態にすることを指します。通常は、リードがマウスピースを全部隠すぎりぎりくらい(マウスピースの先っぽがほんのすこし見えるくらい)にするのが普通じゃないかと思います。

一般にリードを上に(先っぽ方向に)するほど堅いリードを使うのと同じ効果(抵抗が強くなり、レスポンスが良くなる)と言われています。ジェリー・バーガンジは教則ビデオの中で「場合によってはマウスピースの先っぽよりもさらにリードを出すケースもある」と言っています(σ(^_^)はなんか気持ち悪いのでやったことありません)。

リードを下に(根本方向に)ずらすと抵抗が減って堅いリードでも吹きやすくなりますが、その分、レスポンスと鳴りは犠牲になると理解していました(と言うかガーデラでは実際そのようになるのでリードとマウスピースの先っぽをぴったり合わせるくらいで吹いてました)。リードを下にずらすのは堅いリードしかない時の非常用という感じです。

ところが、テオウォンの場合はかなり下にずらしてマウスピースの先っぽが2mmくらい出るようにした方がよく鳴り、レスポンスもよくなるということをつい最近発見しました。この位置にリードを置くことでマウスピースがフルに鳴っている感じがします。ハイバッフルでラージチェンバーという同系統のマウスピースでも全然違うんだな〜と思いました。

とまあそういうことなのでリードの上下位置については固定観念にとらわれずいろいろ試してみるべきということがわかりましたです。

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2011年01月30日

テオウォンはこんな音

先日行った某ジャムの演奏、わりと録音状態がよかったのでテオウォン(Kali 9番)音のデモとしてちょっとだけ公開しちゃいます。あまりハイバッフルという感じではなくてオットーリンク系の太い音という気がします。だけど、たぶん、同じ環境でガーデラで吹いてもも実はそんなに変わらなくて、良くも悪くも自分の音なんだろうな〜という気もします。正直、テオウォンはガーデラMB2と比べてちょっと苦しいのですが(チェンバーも大きい上に開きもちょっと大きいので当然)しばらくこのセッティングでやっていこうかと思います。

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2011年01月10日

やっぱり俺はオレガチャー(笑)

スタンダード曲にコメントするシリーズはちょっと休んでサックスの話です。前にも書いたとおり、テオウォンのオリジナル・リガチャーいまいちな感じがしたので、ガーデラでも愛用していたオレガチャーに変えてみました。結構良い感じです。サムレストを変えると音が変わる、ましてや、ネジを銀製にすると音が変わるなんていうのは迷信だと思いますが、リガチャーを変えると確実に音が変わります。
olegature.JPG

ところで、オレガチャーとは別にオヤジギャグではなく、アメリカのOleg Garbuzovさんというサックス職人が作っているリガチャーです。ロブナーのような構造ですが、皮ではなく金属の鎖かたびらのようなベルトでリードを止めます。リードの反応が良くなる一方で変な倍音も出なくなります(リードミスが激減します)ので、特にハイバッフルのマウスピースに向いているんじゃないかと思います。また、ネジの締め具合によって結構レスポンスが変わりますのでリードのコンディションによっていろいろ調整できます。さらに当然ですがテオウォンの一体型リガチャーと違いリガチャーの位置自体をその場で調整するのも簡単。自分の場合、テオウォンではネック側に付けた方が良さげです(ガーデラではかなり先っぽに近い位置に付けています)。

さらなるオレガチャーのメリットとしてひとつのリガチャーでサイズが異なる複数のマウスピースに対応できるという点があります。ただガーデラ用に買ったやつ(サイズ4番)ではさすがにテオウォンは太すぎて入らないので、アルトのラバー用(サイズ1番)を買いました。ちょっと大きいのですが、オレガチャーに元々付いているすべりどめのパッチシールみたいなものをマウスピースに貼るとフィットします。また、フランソワルイ等の高価なリガチャーと比較すると安い(8000円くらい)なのもよろしいかと思います。ただ、結構個体差があってネジが妙に堅い奴があったりしますので現物で試奏はしてみた方がよいと思います。石森楽器が総代理店なので結構在庫がそろっています。

結果的に、レスポンスが良くて音が太いというテオウォンの特徴をさらに引き出せるようになったのではと思います。しばらくこのセッティングで精進します。

posted by kurikiyo at 16:08| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャズサックス