2010年12月17日

Theo Wanneマウスピースを買っちゃいました

だいぶ前から気になっていたTheo Wanne(テオ・ウォン)のマウスピース、ちょっとお高めなので迷っていましたが、自分へのご褒美(笑)と思って買っちゃいました。米国のディーラーから直接買ったのでちょっと安く買えました(詳細情報ご希望の方はメールください)。シリーズ中2番目のハイバッフルモデルKALIの9番です。

写真は上から(今までメインで使ってた)ガーデラ(レーザートリム)MBU、ガーデラ(ハンドメイド)マイケルブレッカー2、そして、今回購入したTheo Wanne Kali #9 です。構造的にはよく似ていて極端なステップ型のハイバッフルが急に中(チェンバー)で広くなるタイプ。鋭さと太さを両立できるσ(^_^)好みのタイプです。写真だとわかりにくいですが、Theo Wanneのチェンバーはガーデラと比べてもかなり大きめです。σ(^_^)が今まで吹いたことがあるマウスピースの中で一番大きいかも。
tw.JPG

現在使用中のガーデラMBIIは8*相当なので8にするか9にするか迷いましたが、9にして正解でした。まったくオープニングの広さを感じさせない吹き心地であるからです。実際、ガーデラと目視で比べてもそれほど広いようには見えません。KALIはかなりブライトなモデルのはずなんですが、自分的にはずいぶんダークに感じられます。ちょっとエッジが効いてるオットーリンクという感じです。上から下まで均等に鳴りますし、音程もめちゃ正確、小さい音で吹いても音やせしない感じです。その代わり、オーバーブロウするのはかなり困難な感じです。あとガーデラよりちょっと太いので深くくわえるのはちょっと違和感があります(まあ慣れの問題でしょうけど)。楽器屋のサイトだとガーデラMB2と似たサウンドと書いてありますけどかなり違う感じがします。ガーデラは鋭さ優先、Theo Wanneは太さ優先という感じで、しばらくは両者を使い分けていこうかと思います。Theo Wanneに慣れたら音源をアップしてみますね。

なお、Theo Wanne独自のマウスピース一体型のリガチャーですが、しっかり止まるのは良いのですが、位置を変えるのに六角レンチが必要になるのが辛いところです。さらに、ネジが小さいので暗いライブハウスで落としたりするとかなり悲惨な状況になります。1回決めたら固定するしかないでしょう。σ(^_^)は一番先っぽに近い位置に止めてます(この方が音が締まって好み)。リードのコンディションによってリガチャーの位置を変えるというのはかなり有効なテクニックなので、いっそのことオリジナルのリガチャーをはずしてしまって、ガーデラで愛用しているオレガチャーにでも変えてみようかと検討中です(かなり太めサイズじゃないと入らないと思いますが)。

それから、マウスピース・キャップ(上写真)は付属しているのですがこれはリードをはずした状態でマウスピースを保護するためのものであってリードが付いている状態では使えません。また、リードが付いた状態だと独特のリガチャーの形状のせいで普通のキャップははまりません。メーカーでは、フランソワルイのスマートキャップという先っぽだけはまるキャップ(下写真)を推奨しているようですが、一緒にオーダーするのを忘れてました(笑)。と言いつつ、スマートキャップにははずれやすいという問題があるようです。また、リード乾燥防止用のフェルトが付いているらしいのですが、吹いた直後の唾液だらけのリードにフェルト当てとくのは衛生的にどうなのよという気もするので、安物で大きめのマウスピースキャップを買ってヤスリで加工してみることにします。
Reed_Replacer_Cap.jpgAmma-w-FL-cap.jpg

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2010年12月12日

エリックアレキサンダーの吹き方に学ぶ

先日ニューヨークで見てきたエリックアレキサンダー、間近で見れたのでいろいろ勉強になりました。

まず、アンブシュアですが、かなりのファットリップ、くわえる深さは普通。音域によってアンブシュアはほとんど変わりませんが、低音のサブトーンの時だけは思いっきり下顎を下げてました。一度、最低音Bbのサブトーンをはずしてて、ああこの人でもこういうことはあるのだなと思いました。マウスピースは当然オットーリンクのビンテージ、番号や詳しい年代は不明。Sax On The Web掲示板の情報によると、6#から8までいろいろ使っているようです。

特筆すべきは写真からもよくわかる姿勢の良さ。直立不動で胸をはって脇を締めてちょっと首を伸ばし気味、肩は絶対上げないという理想的姿勢です。指もほとんど上げずにキーぎりぎりで動かしてます。あと、写真では見えませんが、右手親指をサムフックにかなり深くかけて楽器管体を握るような感じで持ってます(指が長いせいもあると思うのですが)。そういえば山中良之さんも右手は楽器をグワシッとつかむ感じで持てと言ってましたね。この方が楽器が安定しますし、右手のサイドキーへの距離が近くなって速いフレーズが吹きやすくなるかと思います。ただ、手が小さい人はちょっとツライかも。なお、サムフックの材質や構造を変えると音が変わるうんぬんの話がありますが、少なくともこういつ持ち方をする人ではあんまり関係ないですね(まあどんな持ち方をしようがサムフックで音が変わるというのは「気のせい」だと思いますけどね)。

音量なんですが、オフマイクで吹いた時の感じで言うと楽器は鳴ってますが、グロスマンみたいな大爆音という感じではなかったです。フレージングも破綻がなくスムーズで、よくも悪くも王道のサウンドという感じでした。

あと、演奏前の楽器チェックで、リード、マウスピースを付けた状態でネックをはずして手でネックの出口を塞いだ状態でマウスピースに息を吹き込んでました。たぶん、リードがしっかりシールされてるかをチェックしてたんでしょう。

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2010年11月26日

勉強になりますクリスポッター教則DVD

ニューヨークの管楽器屋Roberto's Windが発売予定の発売しているクリスポッター教則DVDの公式宣伝動画がYouTubeにアップされています。Confirmationを吹いています。「テーマ憶えているかなあ」と言いながら吹き始めてますが、本当にうろ覚えぽいので笑いました。この動画だけでもいろいろと参考になる点がありますね。まずすごくファットリップで吹いている点、音域によって結構下顎を動かしている点、指がほとんど上がっていない点などなどです。DVDが出たら買ってみるかもしれません。ところで、ここで使っているマウスピースはたぶんHollywood Dukoffなんでしょうか、Phil Baroneなんでしょうかですね。いろいろなマウスピースを使っているようです。

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2010年10月18日

LAWマウスピースは製造中止だそうです

9/13の記事で紹介したLAW(Lawrence Waldron)のマウスピース。リンク切れになっていたので問い合わせてみたら、Waldron氏はマウスピース製造をやめたそうです。元々、釣り具職人として有名な人なのでそちらの方に専念するのかもしれません。

こうなるとやっぱり買っておけばよかったなあとも思いました。プレミアム付くかもしれないですし。と言いつつ、ジャズマウスピースの全体的流れがダークなサウンドに向っているので、ガーデラ系のマウスピースはしばらく流行らないのかもしれないなーとも思いました。

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2010年09月28日

Steve Neffについて

アメリカのサックス奏者・インストラクターにSteve Neffさんという人がいるのですが、この人のWebサイトがかなり充実しています。

ビデオレッスン(約30分)が1本10ドルくらいで買えます(ただし、もちろん英語)。私も何本か買ってみましたが結構勉強になります。サイトでもサンプルが見れますし、YouTubeにもいくつかアップされています。

同氏のブログ(こちらは当然無料)も結構参考になります。マウスピースのレビューのエントリーが結構あるのですが、何を吹いてもいい音なのでやはり大事なのはマウスピースではなく人だと思ってしまいます。このエントリーでは、ちょっと前にこのブログで触れたLaw Buzzer、Theo Wanne Kali、Otto Link(リフェース)を吹き比べてますが、まあそんなに違わないですね(生音だとまた別かもしれませんが)。

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2010年09月26日

Theo Wanne試奏してみた

某楽器屋にTheo WanneのAMMAモデルの8番の中古が出たので試奏しに行ってきました。

AMMAは軽くバッフルが出ているタイプでTheo Wanneでは中庸的なモデル。実際吹いてみると吹き込めば吹き込むほど息が入っていく、σ(^_^)好みのタイプ。8番はちょっと狭い感じがしましたが、もうちょっとで買いそうになってしまいました。

しかし、ここで同じリードを普段使っているGuardala MB2に付け替えて吹いてみると、こっちもやっぱり良い感じです。エッジのするどさとウォームさを兼ね備えている感じ。そうなると、AMMAはエッジがイマイチという気がしてきました。後、やはり8番は自分には狭い。自分の物にして吹き込んでいくと物足りなくなりそうです。というわけでやっぱり買うのは止めました。やっぱり、9番試してみたいです。

ゴルフクラブの試打とか車の試乗でもそうだと思いますが、吹いたことがないマウスピースを試奏すると、今までにない新鮮な感じがして必要以上によく見えてしまうことがあるような気がします。普段使っているものと比較テストをしてみるのも大事だと思いますた。

ところでAMMAのサウンドはこんな感じ。


Guardalaはこんな感じです。

吹いた感じは結構違う(AMMAの方が息が入っていく感じ)のですが、出音はあんまり変わらないですね(^^; まあよっぽど極端にセッティング変えなければ、自分の音は自分の音ということだと思います。マウスピースにお金を使うよりも、まずはロングトーン練習ということでしょう。

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2010年09月13日

新しいマウスピースが欲しくなってきた

自分に合ったマウスピース探しはサックス奏者の永遠の課題ですよね。マウスピースをいつもとっかえひっかえして結構なお金を使ってる人もいますが、σ(^_^)は数年前にガーデラ(Guardala)のMB2(マイケルブレッカーモデル)のレーザートリム版(LA Sax社が作ってた安い奴)を買ってからはずっとそれを使ってます。実は、ハンドメイドのオリジナル版ガーデラのマイケルブレッカー2モデルも持っている(20年ほど前にボストンの楽器屋で新品で買った、たしか300ドルくらい)のですが、今はビンテージとして結構な値段がついているのでもったいなくなり(笑)あまり使わないようにしています。ところで、吹いてみた感じはレーザートリムもハンドメイドもそんなに変わりません。ハンドメイドの方が抵抗が強くて音が前に出る(その分吹くのはしんどい)という感じですかね。

ところで、このマウスピースの設計者であるデイブ・ガーデラ氏ですが詐欺の罪で服役中のようです(いろいろと情報が錯綜していて詳しくはよくわかりませんが。)それから、eBayでガーデラ・ハンドメイド版の新品同様デッドストック品が出品されることがありますが、中国製の偽物という説が強いです。20年前の人気マウスピースがそうそうデッドストックで出るとは考えにくいですし。

2guaradala.JPG
さて、ガーデラのマウスピースの特徴は、ハイバッフルでその割にチェンバーがでかいということです。要するに入り口が狭くて中が急にひろくなる作りになっています。これにより反応の良さと音の太さを両立しています。写真左下側が現在使用中のレーザートリム版、右上がハンドメイド版です。写真だとわかりにくいですが、チェンバー内部が壁ぎりぎりまでがえぐってあります。

σ(^_^)もそんな頻繁にではないですが、他にもいろいろマウスピースを試しましたが、このようなハイバッフル・ラージチェンバーのタイプが自分一番合っているようです。オットリンク系のローバッフルですと、中低音が太いのはよいのですがイマイチ高音のレスポンスが悪い感じがしますし、デュコフ系のハイバッフル*+スモールチェンバーですと高音がキンキンして低音の太さが足りない感じがします。

ガーデラのもうひとつの特徴はサイドレールがものすごく薄いことです。これが反応の良さに貢献していると思います。ただし、リードを付ける時にちょっとでもずれていると全然まともに鳴らなくなります。リードをガチガチに止められるリガチャーが必要です(通はセルマーのメタル用を流用するようですが、σ(^_^)はWoodStone(イシモリ)を使ってます)。

最近の米国若手テナー奏者の間では、比較的狭めのハードラバーのマウスピースによるコントロールが利いたサウンドが主流になりつあると思いますが、σ(^_^)は流行関係なしにオープンなメタルでブリブリ吹きたいので、たまにガーデラ系のマウスピースで他にも良いのはないかと物色していました。イシモリオリジナルのメタルはガーデラのインスパイアぽいですが、ガーデラ系マウスピースの選択肢は結構少ないですね。

lawbuzzer.jpg
そんな中でちょっと前から気になっていたのが英国のマウスピース職人Lawrie Waldron氏によるLAW Buzzer。ガーデラのMB2の改良版でガーデラと比較して高音が太いようです(参考サイト)。写真で見る限りサイドレールの細さにはかなり魅かれるものがあります。お値段は270ポンド(日本円で35,000円くらい)。試奏なしで買うのは怖いですがちょっと買う気になってました。

kali.jpg
でまた最近もうひとつ気になってきたのがちょっと前から巷で話題のTheo Wanne(テオ・ウォン)です(これも米国の著名なマウスピース職人による製品です)。基本的にはオットーリンクのビンテージの再現なのですが、Kaliというモデルがハイバッフル・ラージチェンバーでガーデラMB2系に相当します。その名もTrue Large Chamberという特許取得済の形状を採用しているようです。ガーデラよりももっと深くチェンバーをえぐっている感じでしょうか。この前、楽器屋に試奏しに行きましたが、お目当てのKaliは在庫がなくて、1段階ハイバッフルのDurgaというモデルと1段階ローバッフルのAmmaというモデルしかありませんでした。両方ともめちゃ音が太くてレスポンスも良かったのでKaliも相当期待できます。ただ、74,000円とちょっとお高い。ビンテージのマウスピースでもっと高いのはいっぱいありますけど、自分的にはちょっと勇気がいる感じです。試奏した時はすごくいい感じでも、買ってしばらく吹き続けてると何か違う、前の方がよかったとなるのは十分あり得ますしね。まあ、何かで臨時収入があったら買うかもしれません。

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2010年09月04日

動機付肺活量計を買ってみた

ちょっと前の記事で紹介した、サックスのための呼吸鍛錬に有効そうな「動機付け肺活量計」(incentive spirometer)、eBayで送料込みでも1000円ちょっとなので買ってみました。

spirometer.JPG
完全に医療機器です。裏に患者名と病室を書く欄があります。

さて使い方ですがホースをくわえて息を吸い、白いピストンが持ち上がる位置を量ります。勢いよく吸うとピストンが目盛り5000まですぐ行ってしまい測定になりません。ポイントは左にある黄色いフロートが中間くらいに浮かぶようにゆっくりと息を吸うことにあります。そうすると、私の場合、目盛り的には3000くらい(これが、身長170センチで50歳の男性の目標値です)になります。そもそも、この目盛りは空気の容量そのものの数字ではないですね(だったら、5000ccも入るのでとんでもない大きさになってしまいます)。フロートを中間くらいに浮かせた状態でゆっくり吸う場合の肺の能力を肺活量に換算した概算値ということのようです。

管楽器の場合は、あまり息をゆっくり吸うというシチュエーションがないのでこの器具はあまり役に立ちそうにない気がしてきました。これからもっと歳をとって呼吸器の能力が衰えないように維持していくという点では役立つかもしれませんが。σ(^_^)の場合は当分役に立つチャンスはないかなという気がします。まあ、1000円だったからいいや。

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2010年08月09日

サックスのタンポの清掃方法について

メインで使っているキャノンボールのサックス、ちょっとキーのバランスが悪くなったので楽器屋に持って行って見てもらったらサイドキーのタンポの交換が必要ということで結構金がかかってしまいました(T_T)。まだ、1年ちょっとくらいしか使ってなかったのに。

なぜ、こんなにタンポがすぐダメになってしまったかというと、マウスピース深くわえ奏法をして以来、楽器内にものすごく唾が入るようになったのに、ろくにクリーニングをしてなかったということだと思います。吹いた後そのまんま楽器むき出してテーブルの上に置いてたりしたからなあ。

楽器の湿気を取ってタンポ(パッド)を長持ちさせることを目的とした用品としては例のパッド・セイバー(サックス内に刺しておく毛のついた棒)がありますが、どうも単に湿気を閉じ込めるだけであまり意味なし(かえって逆効果)という説が有力になっています(ネタ元はSax On The Webの掲示板)。

ということで吹いた後に、スワブ通して、かつ、タンポの水分を取るという地道な作業が必要ということになります(当たり前)。

タンポの水分取り用にサックス用のクリーニング・ペーパーが売ってますけど単なる吸水性が良い紙の割りには高いですし管楽器屋にいちいち買いにいくのもめんどくさいです。ちょっと代替品について考えてみました。

ティッシューだと吸水性が足りないですし、タンポに紙繊維が残りそうです。キッチンペーパーは吸水性の点でもコストの面でも良いのですが、持ち運びに難があります。ポケットティッシュみたいな入れ物にキッチンペーパーが入っている商品があるとよいのですが。

インク用の吸い取り紙は大きさ的にはよいのですが、最近はあんまり売ってないですよね。さらに、クリーニング・ペーパー並に高いです。

プロのサックスプレーヤーで1ドル札を使ってタンポの水分を取ってる人がいました。アメリカのプレーヤーみたいでかっこよいですが、これは、アメリカで生活していて常に財布の中に1ドル札が入っている前提でこそ意味があると思います。また、アメリカであれば水分取りに使った1ドル札をいずれ(何かの支払いに)使うわけですが、日本だと同じ1ドル札をずっとサックスの水分取りに使い続けることになるので衛生的にどんなもんかいなという気がします。また、日本の紙幣は吸水性不足だと思います。

ということで、タンポの水分取りのベスト・ソリューションとして、コーヒーフィルター(一番小さいの)をお勧めしたいと思います。吸水性もばっちりですし、大きさと固さも手頃で、楽器ケースのポケットにそのまま入れられます。どこでも売ってますし、100円ショップで買えばめちゃ安。しかも紙箱に入っているので保管や大量の携帯にも楽です。さらにコーヒーを入れる時にも使えます(笑)。

saxpaper2.JPG

sacpaper1.JPG

一応追記しておくと、タンポに紙を挟んだ状態で紙をひっぱらないようにしてくださいね(あくまで挟んで水を吸い取らせるだけ)。これは、クリーニングペーパーの場合も同じです。

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2010年08月07日

アゴの長い人はサックスの音が良い?

サックス(テナー)でええ音やな〜とσ(^_^)が思うのは、エリック・アレキサンダー、ボブ・ミンツァー、ボブ・バーグ、ラルフ・ボーエンなど。太くてウォームなんだけど鋭さもあるサウンドが好みです。

さて、これらのσ(^_^)好みのサウンドのテナー奏者の写真(順に、アレキサンダー、ミンツァー、バーグ、ボーエン)を見るとみんなアゴが長いと思いませんか? alexander.jpgmintzer.jpg berg2.jpgbowen.jpg

山中良之さんによれば「米国人はアゴががっちりしているのでサックスの鳴りが良い。その点で日本人は不利」だそうなので、アゴの長さとサックスの音の良さには相関関係があるのかもしれません。

そういう意味で、サックスを吹く時に自分がアゴが長い人になったかのようなつもりで吹くと音質向上に貢献するかもしれません。アンブシュアを緩くして、喉を開くのにも有効だと思うので、最近ちょっと心がけています。

これに関連したもうひとつのイメージトレーニングとして、左手親指(要するにサムレスト)に息を当てるようなつもりで吹くというのを知りました(ネタ元は例によってSax On The Webの掲示板)です。これもアンブシュアの締めすぎを防ぐ上では有効な感じがします。

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2010年07月11日

オキシドールにリードを漬けてみた

リードの寿命を延ばすという触れ込みの薬剤リードライフが切れてしまったので、代わりに薬局でオキシドールを買ってみました。リードライフの有効成分は過酸化水素水、つまりオキシドールと同じだそうです。500ミリリットルで450円。リードライフの10分の1以下のお値段です。たいていの薬局にあると思いますが、通常の棚にはなくて、店の人に言うとレジの奥の棚から出してくれることが多いと思います(昔の裏本みたいですw)。
oxydol.jpg

コップにオキシドールを入れて(オキシドールは最初から3%に希釈されてるのでそのまま使います)、クタってきたリードを5分ほど漬けておくとものすごく泡が出てリードがきれいになり鳴りも良くなった気がします。リードライフと同じです。オキシドール自体は安いのでトライしてみる分には良いのではと思います(リードはよく水ですすいでから吹きましょう)。

古くなったリードの洗浄・復活方法として超音波洗浄機を使うというアイデアもあります。うちにもメガネ用の超音波洗浄機があるのでやってみても良いのですが、メガネを洗う器具で洗ったものを口に入れるのはちょっと抵抗がありますね(普段からメガネかけてる人はご存じと思いますがメガネって顔の脂などで結構汚いです)。かと言って、わざわざリード洗浄用に超音波洗浄機買うのもばかばかしい感じがします。

ところで、復活用ではなく普段からの保存用にリードを水に漬けっぱなしにする人もいますね。私もやってみたけどダメでした。水に漬けっぱなしだとリードの腰が完全になくなってプラスチックリードみたいなうすべったい音になってしまいます。また、衛生上の問題もあります。

水ではなくリステリン等のマウスウォッシュに漬けておくという方法もあるようです。こちらは、アルコールが入っているので衛生面はちょっとマシかもしれませんが、やはりリードの腰がなくなりそうなので試したことはありません。普段使ってるリードが堅すぎる人は、水に漬ける→腰がなくなる→鳴らしやすくなるということで「音が良くなった」と感じるのかもしれませんが、であれば、最初から1段柔らかいリードを使った方がよいと思います。リードは堅い方が偉いという思い込みで無理して堅いリード使うのは結局かみ癖がつくのでよろしくないと思います。

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2010年05月17日

カウントは1-3で取るべきか2-4で取るべきか

ジャズの練習でメトロノームを使う時はテンポを半分にして2拍目と4拍目として感じて合わせるというのは半ば常識かと思います。デイブリーブマンの教則本にもそう書いてありますし、下記のパットメセニーによるメトロノームとの「デュオ」においても同様です。曲の頭でカウント出しするときも指パッチンは2-4でやるのが通常だと思います。もし、1-3でやったらみんな曲に入れないのではないでしょうか。また、ジャムセッションで初心者のドラムで手数が多い割りに2-4のフィールがない縦ノリの人が叩いたりすると、悲惨な演奏になることが多いです。

しかし、先日紹介したハルギャルパーのビデオでは1-3で取ることを推奨しています。これはどうなんでしょうか?「ジャズジャイアンツの昔のビデオを見ると1-3で取っていることが多い」とギャルパーがわざわざ言っているところを見ると、やはりちょっと常識に反した考え方ということかもしれません。

しかし、ギャルパーが言っているのはあくまでもソリストの話なので、リズム隊としては2-4で感じる、ソリストは1-3で感じるということでよいのかもしれません。ギャルパーは「弱強弱強」だろうが「強弱強弱」だろうがとにかくオートマチックにアクセントを付けるのをやめろ(あくまでもソリストの話)と言っていますので1-3で取ろうが2-4で取ろうがそんなに違いはないということかもしれません。

ただサックスのように純然たるソリストの場合はよいとしても、オルガンの場合はベースでバンド全体のビートを作り出すという使命がありますので、やはり2-4でのアクセントという要素は無視できないのではと思います。

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2010年05月04日

もっと知られてほしいラルフボーエン

この前、もっと評価されて良いテナー奏者としてジョーファレル(Joe Farrell)を挙げましたが、他にも実力のわりに知名度がイマイチのサックス奏者としてラルフボーエン(Ralph Bowen)が挙げられると思います。オルガンにサムヤヘルが入った"SOUL PROPRIETOR"はσ(^^)の愛聴盤のひとつ。

初めてラルフボーエンの音を聴いた時はてっきりリンクのメタルかと思っていましたが、何とバンドレンのラバーだそうです。しかも結構狭め(そもそもバンドレンはオープニングが広いモデルがあまりありません)。その代わりリードは結構堅めでバンドレンJavaの4番だそうで、クラシック奏者みたいなセッティングです。YouTubeで見付けたミッシェルカミロのバンドの演奏の4分半ころからボーエンのすばらしいソロが聴けますがセッティングの印象とはまったく異なる音色です。やはりマウスピースやリード(そして楽器)は二義的で、結局、音は奏者で決まるのだという他はありませんね。

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2010年04月27日

ファットリップは英語で何と言うか?

ちょっと前のエントリーで、アメリカ人はサックスのアンブシュアについて"fat lip"、"thin lip"とは言わないようだと書きましたが、Sax on the Webの掲示板の記事を見ていると、どうやらファットリップのことはリップアウトアンブシュア("lip-out embrochure")と言うらしいことがわかりました。この言い方の方がわかりやすいですね。まあ、どうでも良い知識ではありますが。

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2010年04月23日

やればできる子ジョーファレル

失礼なタイトルですみません。一般にジョーファレルというとチックコリアのバンドでやっていたフュージョン系のサックス奏者あるいはフルート奏者と思われているのではないでしょうか?だけど、ストレートなジャズをやるとコルトレーン直系ですばらしいプレイをします。エルビンジョーンズのリーダー盤Puttin' It Togetherにおけるプレイは何回聴いてもすばらしいです(なんとこのアルバム国内盤は廃盤!! 犯罪的です。) 。

ふとしたきっかけでYouTubeでジョーファレルがストレートなジャズをやっているビデオをいくつか見つけました。改めて聴くと大変すばらしいです。こういう風に吹きたいもんです。映像が粗くてよくわかりませんがラバーのマウスピースを結構シンリップで吹いてるように見えます。くわえる深さは平均的かな?

ジョーファレルって(少なくともストレートな4ビートジャズのミュージシャンとしては)かなり過小評価されている一人だと思います。フュージョン系かジャズ系かはっきりしない立ち位置もあったと思いますが、1986年に48歳の若さで亡くなってしまった点も大きいでしょう。大昔のスイングジャーナルか何かのインタビューで趣味はと聞かれ「酒とクスリと女だ」と答えていたのを覚えてます。破滅型の生活による死なのかと思っていましたが、死因は癌のようなのであんまり関係なかったかもしれません。いずれにせよ早死にが何とも惜しまれる人です。

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2010年04月12日

シンリップ/ファットリップについて

サックスのアンブシュアーにおける重要なポイントにシンリップとファットリップがあります。簡単に言うとシンリップとは下唇を巻き込み、ファットリップはあまり巻き込まない方式です。何となく逆のような気がしますが、外から見たときに唇が薄く見えるのがシンリップ、厚く見えるのがファットリップということになります。

一般には、シンリップはクラシック向けのアンブシュアーで音程・音質が安定する。ファットリップはジャズ向けで豪快な音がするがコントロールが困難と言われています。どのプレイヤーがシンリップあるいはファットリップなのかという話ですが、元々唇が厚い人も薄い人もいますし、たまたまくわえなおした瞬間が写真になってたりすることもあるので、写真では判定しにくいです。

それでも、確実にシンリップと言えるのはジョンコルトレーンでしょう。たとえば、前々回のエントリーの写真を見るとわかりますが、元々唇が厚いことを考えるとかなり下唇を巻き込んでいます。コルトレーンのワンアンドオンリーとも言えるダークな音色の要因のひとつがシンリップにあるのではと思います。他にも、ウォーンマーシュ、スタンゲッツなどがシンリップと言われています。シンリップ方式の音色の傾向がわかるかと思います。

ジャズテナー奏者の多数派はファットリップです。たとえば、マイケルブレッカーですが、

この写真を見るとほとんど下唇を巻き込んでません。スティーブグロスマンも少なくともロリンズ系になってからはかなりのファットリップに見えます(初期はどんな感じだったのか興味があります)。

さてσ(^_^)はというとクラシックのクラリネットから始めたこともあり、シンリップになりがちな癖がありましたが、ジャズやり出してかなり初期にファットリップに矯正してもらいました(たぶん、大友義男さんにだったと思いますが忘れちゃいました。)

で、最近はさらにファットリップを推進しようと意識的にやっています。イメージとしてはいかりや長介のように下唇を突き出すくらいのつもりで吹いています。こうすると口の中でのリードの振動がほとんど抑制されなくなるのでますます鳴りが良くなってきます(ただし、コントロールはますます難しくなる)。また、極端なファットリップで吹くもうひとつのメリットとして、下の歯とリードの間にはさまる唇の肉が非常に薄くなるので、下の歯で噛もうと思っても痛くて噛めなくなるという点があると思います。結果的に非常にルースなアンブシュアで吹かざるを得なくなりますが、喉でちゃんとコントロールすれば無問題です。深くわえ+超ファットリップで自分の求める音にかなり近づいてきた気がします。もちろん、人によって口の形も求める音も違うのでこのやり方が万能というわけではないですが、サックス経験が長い方も短い方もいろいろトライしてみてはいかがでしょうか?

どころで、米国のサックスサイトSax on the Webの掲示板で"thin lip"、"fat lip"をキーワードで検索しても全然情報が出てきません(文字通り「唇が薄い・厚い」の情報しか出てきません)。どうもこの言い方は日本独自のようです。

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2010年04月08日

動機付け肺活量計(incentive spirometer)について

ちょっと前に書いた呼吸筋を鍛える器具Expand-a-Lungなかなかいい感じです。作りがちゃっちいわりに高いのではという話しは置いておいて、ある程度抵抗がある状態で息をゆっくり吐くという行為は、実際に楽器を吹く以外にはあまり経験できないと思いますので、楽器を吹けない時のコンディション作りに便利だと思います。

さて、またSaxOnTheWebの掲示板ネタになりますがこの手の呼吸筋を鍛える機器に加えて"incentive spirometer"(動機付け肺活量計)を勧める意見がありました。

"incentive spirometer"とは、肺の手術をした人やぜんそくを患っている人が肺活量を維持・向上できるようトレーニングするための機器です。

ちょっとあやしいルックスですが、右の管を加えて息を吸うと何cc吸ったかわかります。基本的には吸う息の量を測定する器具です。これでトレーニングすることで肺活量を増やせるわけです(ただ、上の写真のように4000ccまでしかないとσ(^^)には足りないかも)。eBayで検索すると10ドルくらいで買えるので買ってみても良いかなと思ってます。もし、買ったらまた当ブログで報告します。

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2010年04月04日

サックスを吹く時の姿勢について

前回のエントリーにhandoさんから吹く時の姿勢についてのコメントをいただきました。基本はリラックスなんですが最低限の緊張感は必要ですよね。自分も結構気をつけてやっていたのですが、長年の悪い癖がついてサックスをぶら下げるように吹きがちになっていたことが自分の演奏ビデオを見てわかりましたので、あわてて修正中です。

ポイントははサックスをぶら下げるのではなく右手親指で持ち上げること、および、胸をちょっと張って軽く脇を締める(オードリーの春日のようなイメージ(笑))ことかなと思います。ストラップをちょっと短めに調整するとこういう姿勢が取りやすいと思います。

YouTubeにあるジャズジャイアンツ(たとえばコルトレーン)の演奏動画を見ると良い姿勢のお手本がわかると思います。

この写真なんかいかにも良い音がしてそうに見えます。

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2010年04月01日

サックス奏法のマイ秘伝(2)

あまり引っ張ってもしょうがないので自分なりのマイサックス秘伝を書いてみます。他の人にも有効かどうかはわかりません。ジャズサックス奏者の読者の方いらっしゃいましたら、是非、他の「秘伝」もコメントに書いて下さいな。

1.高音に行くほど唇を緩め、低音に行くほど唇を締めよ
これは、確かデイブリーブマンの本に書いてあった話。正確に言うと高音でも低音でもほとんど同じアンブシュアで吹くべきなのですが、意識していないとどうしても高音で噛み過ぎ、低音でゆるゆるになりがちです(その方が音が出やすいから)。逆方向に意識することで癖が相殺されアンブシュアが均等になりピッチも正確になります。

2.高音に行くほど肩を下げよ
これもネタ元はたぶんリーブマンの本。これも1.と考え方は同じでほっておくと高音に行くほど肩が上がりがちになるのでそれを相殺して高音で力むのを防ぐのが目的です。ところで、リーブマンは自分の本ではさんざん「リラックスが最も重要」と言ってる割りには彼自身の演奏のビデオを見るとものすごく力んでるように見えます(笑)。まあそう見えるだけなのかもしれませんが。

3.思いっきり深くくわえよ
これは当ブログでも何回か触れてきた話。フィルバローンの教えにしたがってバイトプレートを越えて深くくわえて練習してきましたがはっきり言って効果絶大です。そんな深くくわるとめちゃくちゃな音になると思うでしょ?しかし、ある程度練習すると十分にコントロールできるようになります。浅くくわえていた時よりも表現力は増しました。ただし、前も書いたようにこれはかなり個人差がある要素だと思います。

4.サックスのアンブシュアは「横」ではなく「縦」のアンブシュア
これは、どこかのサックスの先生のブログに書いてあった話。σ(^_^)は最初クラシックのクラリネットから始めたので、唇は笑顔の時のように横に引くという意識が強かったですが、サックス(少なくともジャズサックス)の場合は横方向の力よりも縦方向の力を意識すべきだと思います。ジャズサックスの先生でも唇は横に引くと教えている人がいるみたいですが逆効果じゃないかなーと思います。と言いつつ、サンボーンみたいにかなり横向きの筋肉を使ってるぽいサックス奏者もいますけどね。

5.タンギングは舌を前後ではなく上下に動かすことを意識する
これは最近気がついたのですがかなり効果的です。タンギングが速くなりますし、ソフトなタンギングもやりやすくなります。これって、あんまりサックスの教則本には載ってない話ではないでしょうか(ひょっとしてジャズサックスだと常識なのかもしれませんけど)?

まあ、そんな感じで意識的に練習をしていると自分が求めている音にかなり近づいてきた気がしました。σ(^_^)はサックス30年近く吹いてきたわけですが、まだまだ成長期という感じです(笑)。

posted by kurikiyo at 23:04| Comment(1) | TrackBack(0) | ジャズサックス

サックス奏法のマイ秘伝(1)

突然ですがσ(^_^)もゴルフやってます(年数度回るくらい)。基本的に運動神経がないので、それをカバーするために練習ノート(別名、「秘伝書」)を付けていて、そこに練習で気づいたこととかを書き留めています。そういうのを続けていると自分にとって真に重要な「コツ」がまとまってきます。もとは本やネットで読んだ情報、インストラクターに教えてもらった情報、自分で発見した情報ですが、その中から自分に合致した数個のコツを押さえておくだけで、少なくとも破綻なくゴルフができるようになりました。自分の場合、以下のものが最も重要なコツ、いわば秘伝です。

  • 頭を動かさないのでなくアゴを動かさないというイメージで打つ
  • 体重を移動しようとしない(体重移動はあくまでも良いスイングの結果であり、意識してやるものではない)
  • ボールに当てようとせず、最後までクラブを振り切るたまたま途中にボールがあるイメージで
  • クラブの振り始めはまず真下に落とすイメージで
  • 打った後で体を沈めるようなイメージで(これは体を本当に沈めるのが目的ではなく伸び上がりがちになるのを相殺して防ぐの目的)

まあこういうのは人それぞれなので有効な人もそうでない人もいるでしょう。重要なのは自分に真にマッチした少数の秘伝を見つけ出すことです。さて、同じようなことがサックスにも言えると思います。σ(^_^)も5つの秘伝を意識するようになったからだいぶサウンドがナイスになってきたと思います。それについては次回ご紹介します(引っ張ります)。

posted by kurikiyo at 11:53| Comment(1) | TrackBack(0) | ジャズサックス