言うまでもないですが、サックス奏者(というかリード楽器奏者)にとってリードの管理は最大の課題のひとつです。せっかく懸命に練習しても本番の時によく鳴るリードがないと、たいへん不本意な演奏をすることになってしまいます。サックスを毎日練習するのは自分の技術を磨くということもありますが、使えるリードを育てるという点も大きいでしょう。
プロの中には、まるで「アイスクリームを食べる木べら」のような堅いリードを使ってる人もいるようです。私も若い頃は無理して堅いリードを使っており、おかげで歯でマウスピースをかみすぎる癖がついてしまい矯正するのに苦労しました。今では、無理せず、自分でコントロールできる範囲内での堅めのリードを使ってます。リードは堅ければ堅いほど良いというのはよくある迷信です。プロの中でも結構柔らかめのリードを使っている人はいます。
リードのメーカー的にはずっとラボーズのMedium Softを使ってました。一時期、Mediumを使ってた時もありますがしんどいのでやめました、また、Softだとさすがに腰がなさ過ぎて音が薄っぺらくなるのでMedium Softがどうやら私にはベストの堅さのようです。ラボーズは音に良い意味での雑味があって、フュージョン系のジャズに特に向きます。ブレッカー、サンボーン等みなラボーズを使ってるようです。私も独特の音色そして吹きやすさ(他のリードに比べて先端部が薄いので反応が良い)の点で気に入っております。
しかし、ラボーズは品質管理面で非常に問題があり一箱の中でどうみても鳴らなさそうなリードが入ってたり、全然堅さが違うリードが入ってたりします。プロであれば使えるリードだけ選んで後は捨てて一箱10枚中2〜3枚使えればラッキーみたいな感じでいけるのですが、自分としてはさすがにもったいなくてそれはいやです。
というわけで、ラボーズに代わるリードをいくつかトライしてきました。リコーのジャズセレクトは品質的にはラボーズよりましですが音色的にはラボーズに比べておとなしすぎる感じがします。合成リードのファイブラセルを使っていた時期もありました。過去の合成リードとは比較にならないほど自然な鳴りなのですが、やはり本物のリードにはかなわないというのが結論です。しかし、100点満点は無理でも常に70点出せるファイブラセルは貴重なのでバックアップ用にサックスのケースには常に入れています。また。普段あまり練習しない(できない)ソプラノやアルトなどではファイブラセルを使ってます。
で、最近になり評判が良さげなイシモリ楽器店(WoodStone)のオリジナルリード(2半)を試してみましたが、これはかなり良い感じです。ラボーズのように先が薄めで反応がよく吹きやすいですし、品質ははるかに安定しています。音色的もラボーズ的なアクがあります。ちょっと高い(5枚で2100円、ラボーズは10枚で3300円程度)のが難点ですが、ほとんどすべてのリードが使えることを考えると結局お得です。
また、ラボーズのリードは先が薄すぎるものがあるようで、調子に乗って強めのタンギングしてるとリードの先端が割れてしまうことがありましたが、イシモリにしてからはそれもなくなりました。
まあそういうわけで個人的意見ですがイシモリのリードおすすめです。
posted by kurikiyo at 14:34|
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